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宮本アナ ブログ(宮本利之の如是我聞)

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利之、京都へ行く。第九話

火曜よる9時放送のドラマ「鴨、京都へ行く。」
コラボレーション企画「利之、京都へ行く。」

旅館「上羽や」の常連宿泊客の老夫婦と
後継ぎのいない豆腐屋の主人の物語を縦糸に、
次の世代にどうバトンを渡すかをテーマに描かれた第九話。

それは1200年の歴史を紡いできた
京の都にとっても大きな課題だったに違いない。
伝統をただ引き継ぐだけでなく、
時代がどう変化しようとも守るものは守り、
変えていく所は大胆に変えていく。
その勇気を持つことはどの世界にとっても永遠の命題だ。


学生時代を過ごした京都での
忘れられない味はいくつもある。
その中から今でも京都を旅した際には食べに行く
とっておきの店を紹介しよう!


蛸虎・・・たこ焼き屋
これはアルバイト先のパティシエから、
「蛸虎知らんのか!?」
とあきれ顔で言われて慌てていった店。
たこ焼き9個で600円。
甘みのある生地の中に大きなタコが入り外はカリッカリッ。
これを越えるたこ焼きに僕はまだ出会っていない。
いやこれから先に出会うこともないだろう。
仕事をやめたらここで修行して長野に店を出したいと思っている。


鳳飛・・・中華料理店
看板もないごく普通の民家がその店。
550円の中華飯は、ご飯の上にかかるあんかけが絶品。
普段は中華飯しか注文出来ないのだが、
母が京都に遊びに来たとき晩御飯に鳳飛に行き、
注文したくても出来なかった焼売やら唐揚げやらの
一品料理を注文させてもらった。
あの時の感動は今でも忘れられない。


北国・・・ラーメン屋
残念だがその店はもう存在しない。
深夜まで営業しているケーキ屋でアルバイトをしていた頃、
仕事終わりに決まって寄ったのがこのラーメン屋。
京都の冬は寒い。
アルバイト先から店まで原付バイクを飛ばし、
凍える体ですすったラーメンの味は
店がなくなった今も僕の魂が覚えている。


北国を失った時のような思いはもうしたくない。
思い出の味が永遠であることを切に願うのである。