心揺さぶる実況
こんにちは。
NBSアナウンサーが連載するリレーコラム「VOICE」
今週は私、松山が担当します。
平昌冬季オリンピックがいよいよ開幕しますが、
今までの冬季五輪でもっとも心に残る実況についての話です。
【産経新聞 長野版 2/8(木)掲載】 『NBS アナウンサーコラム VOICE』
松山航大「まもなく平昌五輪 心揺さぶる実況」
平昌五輪はいよいよ明日開幕。信州ゆかりの選手にもメダルの期待が寄せられていて、五輪期間中は観戦でテレビの前から離れられなくなりそうですね。
さて、冬季五輪でもっとも印象に残る実況があります。「全ての道はここバンクーバーへと通じていた!」。2010年バンクーバー五輪で高橋大輔さんが銅メダルを獲得した時、フジテレビの西岡孝洋アナウンサーによる実況です。
高橋さんは前回トリノ五輪で8位。次の五輪でのメダル獲得を誓いますが、突然の大けが。しかしそこから復帰して、日本人男子初のメダルに輝きます。
トリノからバンクーバーまで、平坦な道ではなかったはずです。それを乗り越えてみせた見事なスケーティング。高橋さんの思い、応援する人の思いが、西岡アナの一言と重なった気がして、ジワーッと涙が出てきました。
四年に一度の祭典。出場する選手はもちろん、心を揺さぶるテレビ中継の実況にもぜひご注目ください。
頑張れニッポン!