リピート
6月上旬に梅雨入りした県内。
雨雲を見つつ 「 梅雨明けはいつになるのか 」 という会話が社内で日常交わされています。
小学生の頃は、曇りや雨の日になると
新潟の実家の近くにある大きな池で釣りをするのが楽しみでした。
後で知った話ですが、天気が悪いと魚の警戒心が解かれてよく釣れるのだそうです。
釣った魚は池へと逃がし、また釣っては逃がし・・。
あまりにも良く釣れるので雨の日が待ち遠しかったものです。
さて先月20日、産経新聞のアナウンサーコラムが掲載されました。
どうぞご一読ください。
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タイトル 『 リピート 』
春先から真夏のような陽射しが連日注いだ今年。それでも梅雨に入ると、行き急いでいた季節の足が
ようやく落ち着きを取り戻したように思えます。
四季のある日本で、昔ながらの日本家屋の縁側の存在が見直されているようです。庇(ひさし)があることによって
夏の直射日光が遮られて部屋は涼しく、また、冬は部屋の熱が庇の下の縁側に滞留するため保温効果があるとのこと。
改めてみると良く考えられた造りです。
先日、羽釜で炊くご飯を扱う店の取材がありました。「炊飯器ではなく、今の時代に釜炊き?」とその時は思ったものですが、
これが非常に美味しくて驚かされました。料理人に話を聞くと、炊いている段階で沸騰したお湯が釜の中で回流し、
コメ一粒一粒が躍り出すような動きをすることで熱と水分が均一に行き渡るそうです。
"新しいものが全て優れているとは限らない"。
先端技術を追い求めがちな今の時代、振り返ることの重要性を学んだような気がしました。