65歳からの夢
雨が降り、
じめじめした空気のほうが、香りがよく漂うのを知っているかのように、
「梅雨の季節」に見ごろを迎える
ラベンダー


摘み取り体験が始まったときき、
小諸市にある「夢ハーベスト農園」にお邪魔しました。
農園のオーナーは、
89歳の、小林延平さん!!
たまたま、息子さん夫婦が買ってきたラベンダーの香りをかぎ、
「こんなに香りのいい植物があるのか!!」と衝撃をうけたという延平さん。
65歳のとき、「いい香りの花園を作りたい!」と、夢をいだき、
ありとあらゆる植物の書物を読み(英字の書も含む)、
花作りをはじめたそうです!!
その延平さんの「花園」を案内していただきました

「農園をはじめて、23年目にして、ようやく、理想の花園になってきた」
と、嬉しそうに案内してくださいました。
園内は、バラやハーブなど、350種類以上!
全て、延平さんが取り寄せたり買い付けたりして、土を工夫し、
育ててきた花です。
「花園の表情は、日々、変わるから。毎日ここにきて、その変化をみるのが楽しみ。」
と、毎日に健康維持にも一役かっているようです

「植物に、こんなに香りがあるとは、それまで知らなんで...」
その言葉の奥には、
花に心寄せる余裕もなく、戦後を必死に生き抜いてきたという延平さんの生き様を
垣間見ました。
「花を愛でる」。
当たり前のようで、当たり前ではないことを、
そしてそんな「当たり前」になっている時代を今生きているということを、
ふと実感した一言でした。
園内でとれたハーブを使ったドリンクが味わえるカフェも併設され、
涼やかな味が楽しめます♪
延平さんが丹精込めて作った花々に囲まれて、
心も体も、癒されました



※6時30分頃からの天気予報では、
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