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餅つきせずに「まるでお餅」 一晩水に浸した生の米をすりつぶすと…徐々に粘り気 長野・上伊那の十五夜の供え物“おからこ” 手間省き手軽にお供え「郷土料理として伝承を」

長野県上伊那地域の郷土料理「おからこ」

郷土料理をつないでいこうという取り組みです。長野県上伊那地域で十五夜の供え物として伝わる「おからこ」の講習会が開かれました。

一晩水に浸した生のコメをすりつぶします。

水を加えながらさらにすりつぶすと、徐々に粘り気が。

女性:
「すごく重たい、さっきの粉と全然違う。もういいかね(笑)」

作ったのは、上伊那地域の郷土料理「おからこ」です。

地域の食文化を後世につないでいこうと、14日、伊那市で講習会が開かれ、農業や食などを発信する「農村生活マイスター協会」の会員ら約20人が調理を体験しました。

女性:
「だいぶ力いるね、昔の人すごいね。きっと餅を食べたかったんだね昔の人は」

「おからこ」は伊那市美篶地区に伝わる十五夜に供える餅です。

コメの収穫の時期に餅をつく手間を省き手軽に供えたいと作られたのが始まりとされています。

すりつぶす時におからに似ていることから「おからこ」と呼ばれるようになったとも言われています。

女性:
「おお、すばらしい」

「おからこ」は、お供えをした翌日に丸めてみそ汁に入れて食べます。

14日も、出来上がった「おからこ」で「おから汁」を作りました。

参加者:
「おいしい、もちもちして」
「作ってみてびっくり、こんなにお餅になると思わなくて、お雑煮みたい。餅をつくとひと騒動になるけど、これなら大丈夫」
「おはぎっていうか、(コメを)潰したような感じ」「思っていたより簡単にできたし、材料も家に全てがあるから作ってみようと」

初めて作った参加者も多く、地域の食文化を学ぶ貴重な時間となったようです。

農村生活マイスター協会上伊那支部・丸山弥生さん:
「ここで食べておいしかったら、家族で作ってあげることも、それが伝承ということ。郷土料理として根付いてもらえたら」

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