■「このお店を残したい」

民芸品を展示するコーナー
萩原直美さん:
「民芸を皆さんに見ていただく機会がなくなってしまうので、やっぱり継続してこのお店を残したい気持ちがお互いにあったので、業態変更をしても続けることになりました」
負担を減らすため、座席はこれまでの半分ほどに減らしました。座敷があった場所は、集めた民芸品を展示するコーナーに。
萩原俊行さん:
「これはインドネシアのもの。父と母がインドネシアによく行っていたので、そこで買い付けてきたもの。美術品ではない、普段使いのお皿とかで特にきれいな、美しいものを民芸品というけど、素朴な美しさが好き」
■こだわりの一杯

萩原さん夫婦
レジの横には―。
萩原直美さん:
「お客さまの所にコーヒーの香りを届けるためにここでコーヒーを入れたいと思ってカウンターをつくってもらいました」
コーヒーをいれるのは主に俊行さんが担当。豆をひき、1杯ずつ丁寧にドリップしていきます。
萩原俊行さん:
「(味を)均一に入れるのが難しい」
コーヒーカップにもこだわり、少し大き目のサイズを用意しました。
■馬刺しの皿がデザート皿に

ワッフルとコーヒー
メニューは飲み物と軽食(ワッフル、ケーキ、おやき)だけです。
ワッフルは注文を受けてから焼いています。盛り付けたお皿は―。
萩原直美さん:
「以前はこのお皿は馬刺しを盛るのに使っていました。今はデザート皿になっています」
ワッフルを注文した客:
「グッド。トッピングもおいしい」
昔からの利用客:
「鯉こく、鯉のあらい、馬刺し、ここは一番のものを出していたから他の所にはまねできないし、田楽だって松本に来たら田楽だと食べていたから、名物がなくなるのはさみしいけど、また違った形でここで何か生み出していってくれればいい」
■「小さな民芸館」として

こだわりの器と民芸品
創業140年の店が新たに喫茶店として再スタートしました。
店の雰囲気はそのままに―こだわりの器と民芸品に囲まれながら、ゆったりくつろいでほしい。それが萩原さん夫婦の思いです。
喫茶 木曽屋・萩原直美さん:
「2人が元気でお店の中で働ける間は続けていきたい」
喫茶 木曽屋・萩原俊行さん:
「お皿とか見てもらって、『きれいなお皿だね』と言っていただくのがうれしい。民芸品みたいなものが数多くあるので、小さな民芸館みたいな感じでやっていれば、何かヒントを与えることも、好きな人にはできるかもしれない」

