■飼育員の「ウラ側」の仕事

ターゲットトレーニング
この日の仕事は、フンボルトペンギンのエサやりや―。
飯田市立動物園・石川鈴夏さん:
「(ペンギンは)夜間バックヤードに帰っていて、夜の間に汚れがたまるので」
バックヤードの掃除です。
飯田市立動物園・石川鈴夏さん:
「これはペンギンの鳴き声です。お客さんに牛みたいと言われるが、フンボルトペンギンはこういう鳴き声です」
ほかにも―。
飯田市立動物園・石川鈴夏さん:
「体重測定ができるようにターゲットトレーニングをしていて」
音とエサで、ターゲットにタッチすることを覚えさせ、ターゲットを使って誘導できるようにするためのトレーニングです。
こうしたトレーニングや獣舎の管理・整備などは、飼育員の「ウラ側」の仕事です。
■「かわいい」以外の言葉を

ビーバーのイラスト
反対に「オモテ側」の仕事というのが―。
飯田市立動物園・石川鈴夏さん:
「人に『動物の魅力を直接伝える』ことができる(仕事)」
魅力を伝える手段の一つがイラストでした。自分の担当以外の動物は、その担当者に聞いたり、本で調べたりして描いているそうです。
夜行性のビーバーは日中ほとんど動かない―。
飯田市立動物園・石川鈴夏さん:
「ビーバーが見られないという時は、ぜひこの掲示物を見てもらうと、こんな生き物というのが分かるので。ビーバーがダムを作るのは周知の事実だと思うが、なんのためにダムを作るの?と正しい知識を面白く伝えられたら」
来園者:
「イラストと見比べながら見られて分かりやすかった」
「動物の特性が分かって愛着が湧き、かわいいなって思う」
飯田市立動物園・石川鈴夏さん:
「反応があると『よしよし』と思い、掃除しながらニコニコしている。『知らなかった』、『こんなすごいことがあるんだ」みたいな、かわいい以外の言葉を引き出せた時に、やったなと思う」
■7種類の動物と暮らす自宅

7種類の生き物と暮らす
石川鈴夏さん:
「こんにちは〜」
石川さんがイラストを描く場所は「自宅」です。
石川鈴夏さん:
「怖いね、すごく怖がりなので」
リビングで迎えてくれたのは、ネコの「てん」ちゃん。専門学校で保護され、それを引き取りました。
さらに―。
ネズミの仲間、デグーの「リリー」と「テト」。アマガエル2匹にニホントカゲが2匹。水槽ではメダカとエビを飼っています。
寝室には―。
石川鈴夏さん:
「見づらいかもしれない、この中にいるんですけど」
カメの「ゴマ」とは、小学生の頃からずっと一緒です。
飼っている生き物は、全部で7種類。そんな動物たちに囲まれてイラストを描いています。
絵は「独学」で、高校生の頃からはipadを使って描いています。
石川鈴夏さん:
「好きだけでやっている。大した理由はないというか」

