■高まる車中泊へのニーズと町の課題

飯島町 総務課・斉藤修司 課長補佐
飯島町が2026年3月に改訂した町の防災計画では、車中泊避難について、「プライバシーの確保や感染症対策の観点で有効」と明記しています。ただ、町内では、現在、車中泊避難を想定した駐車スペースなどは確保していません。担当者は、熊本地震で改めて「車中泊避難」のニーズの高まりを感じたと言います。
飯島町 総務課・斉藤修司 課長補佐:
「(熊本地震では)行政が想像していた以上に多くの方が自発的に車中泊による避難を選択された。実際にこれだけニーズがあるという事実を重く受け止めまして、現場の現実的な声に即した対応を進めていく必要があるのではと痛感している」
町は、11月に車中泊避難の体験会も開く予定で、今後、駐車スペースの確保や周知のあり方について、検討を進めていくとしています。
■千曲市が指定「車の避難所」

「さらしなの里古代体験パーク」の駐車場
一方、千曲市は、すでに「車中泊避難」ができる駐車スペースを確保しています。
千曲市 危機管理防災課・高松まつみ係長:
「こちらが災害の時、車で避難する場所として活用いただける『さらしなの里古代体験パーク』です」
更科地区にある「さらしなの里古代体験パーク」の駐車場は、地震や水害の際、車で一時的に避難するための「車専用の避難場所」に指定しています。
千曲市 危機管理防災課・高松まつみ係長:
「お手洗い、水場が確保できるということで、一時的に避難、命の危険を守るために身を寄せていただき、そこから次の拠点に移っていただくまでの間は、避難していただくことができると考えています」
■計260台、職員が見回り把握

千曲市指定の車専用の避難場所
市では、このほか3カ所を車専用の避難場所に指定していて、合わせて260台が駐車できます。駐車場は、災害が発生した場合に、市の判断で開放されます。
担当職員が見回って避難している人数など支援のニーズを把握するように決めています。
千曲市 危機管理防災課・高松まつみ係長:
「選択肢を増やすというところで、千曲市としては車中泊、車での避難はとても大切なものと考えている」

