■もう一つの顔は「看護助手」

看護助手として働く
新井郁也さん:
「グローブとか、ぬれタオルを補充してますね」
新井さんは10年ほど前から、上田市鹿教湯にある病院で看護助手として働いています。
同僚:
「私たちもなかなか気づけないところ、細かいところも気づいてやっていただいて、私たちが仕事しやすいようにカバーしていただいています」
入院患者の病室で、備品の補充などを担当。周りの人たちに積極的に話しかけます。
新井郁也さん:
「話すよね。たわいもない話だよね」
入院患者:
「楽しいですよ」
■イラストで患者を楽しませたい

日めくりカレンダー
もう一つ、病院での仕事があります。リハビリ室に飾られた、鮮やかなデザインの日めくりカレンダー。
新井郁也さん:
「月は、十二支になっていて、子、丑、寅、卵…」
新井さんが作成したカレンダーです。
キリンの模様には―。
新井郁也さん:
「『カケユ』とか『ミサヤマ』とか書いてあって、そういうのを見て楽しむみたいな感じです」
新井さんの勤務アドバイザー:
「新井さんが得意とされるイラストを、患者さんのためになるような形で、それをお仕事としてやっていただくというような時間をつくるようにしていまして」
この日の午後は、秋に病院内で使うイラストの下書き作業をしていました。
新井郁也さん:
「これもウサギなんですけど。で、逃げている餅みたいな」
病院で使うイラストは「四季」をテーマにしたものが多く、院内用の新聞などに利用しています。
新井郁也さん:
「どれも凝ってるんで、それを見てほしいですね」
■帰宅後に4~5時間、作品を制作

ブラックバスを題材にした作品の色付け作業
午後5時すぎ―。
新井郁也さん:
「結構疲れました」
「ブレーキとアクセルが左側になってて」
勤務を終えて、車で市内の自宅へ戻ります。
ウインカーなども左手で操作できるよう改造されています。
新井郁也さん:
「ただいま」
自宅に戻ると、休む間もなく作品制作に。この日は、ブラックバスを題材にした作品の色付け作業です。
新井郁也さん:
「帰ったら、合計で4時間とか5時間とか描いてて」
使用するアルコールマーカーは100色以上。ブラックバスの緑だけでも10種類の色を使って、繊細にグラデーションを表現します。
妻・由美さん:
「この色を重ねたらこうなるとか、その重ね方が全然思いつかないので、どう考えてるんだろうって、いつも思います。フミ(郁也さん)の感覚でやってるから、説明がフミもできないんだよね」

