■奈良の古墳の技術が伝わってきた!?

ホケノ山古墳(提供:奈良県桜井市教育委員会文化財課)
形や大きさが判明したことで、全国の古墳との比較検証ができるようになりました。
松本市立博物館・小山奈津実さん:
「研究の1つとしては奈良・ホケノ山古墳の技術が伝わってきたのではないか」
奈良県桜井市にあるホケノ山古墳は、3世紀半ばに造られた「日本最古級の古墳」ともいわれています。
弘法山古墳と構造が似ていて、技術が伝わってきた可能性が考えられています。
■ヤマト政権より前の「最古級」か

過去に出土した土器(提供:松本市)
さらに、過去に出土した土器などを現代の技術で分析し当初の見立てより古いことも分かりました。
これらの結果から弘法山古墳が造られたのは、当初の見立ての「3世紀後半」より50年ほど早い、「3世紀前半から半ばごろ」と推定されるということです。
松本市立博物館・小山奈津実さん:
「ヤマト政権が成立する前の時期に、独自の古墳が造られていたのではないか。古墳時代のはじまりを知るために貴重で重要な古墳」
古墳時代の始まりは3世紀後半で、「古墳」ではなく、「墳丘墓」とする見方もありますが、ヤマト政権よりも前に築いていた「日本最古級の古墳の一つ」である可能性が出てきました。
■「想像すると楽しい」

弘法山古墳
訪れた人は―。
名古屋から:
「(実際に見ると)ますます興味が湧いてくる。もっといろいろなことが分かってくると思うので楽しみ」
富山から:
「こんな四方が見渡せる古墳で、力のある人が眠っているのかなって想像したら楽しい」
松本市立博物館・小山奈津実さん:
「桜だけではなくて貴重な古墳があることを市民の方に知ってもらう機会になればうれしい。整備が行われ、愛され、親しみを持ってもらえる場所になったら」
市はさらに検証を進め、12月のシンポジウムで報告する予定です。

