■退院から1年2カ月、確かな成長

最近は立てるように
退院から1年2カ月。吟糸ちゃんは2026年4月で3歳になりました。
母・由里絵さん:
「音楽が大好きで」
退院から半年ほどは嘔吐(おうと)など体調不良が続きましたが、徐々に体力がつき、今は以前のように頻繁に痰の吸引をする必要もなくなりました。
母・由里絵さん:
「お!お!」
最近は少しだけ立てるように!動きも表情も一段と豊かになりました。
■支える在宅医療や福祉の「チーム」

「体ふき」などを補助する看護師(手前)
そんな吟糸ちゃんと家族の生活を支えるのは、在宅医療や福祉の連携チームです。
看護師:
「ういちゃーん、こんにちは」
訪れたのは伊那中央病院の看護師です。
「訪問看護」は週3回。吟糸ちゃんの体調や呼吸器の状況を確認します。
さらにこの日は―。
看護師:
「ゴシゴシゴシ」
いつもは1人で行う「体ふき」を補助してもらいます。
伊那中央病院 訪問看護ステーション 看護師・志賀淳子さん:
「本人の成長する力っていうのは私たちも感じているし、私たちが普段の生活に入らせていただくというところで、(家族の)目標に向かって支えていけたら」
■リハビリで体の成長や考える力を

吟糸ちゃんの在宅支援のスケジュール
サポートする人はほかにも。
理学療法士:
「ういちゃん、また歩きに行くか」
「訪問リハビリ」の理学療法士です。呼吸器を背負って手をつないで家の中を歩き、体の成長をサポートします。
理学療法士:
「だいぶ、左手(つなぎ)も上手になりましたね。前回より安定感が」
扉を開けたり、階段を上ったり。
伊那中央病院 理学療法士・唐沢卓馬さん:
「歩くだけじゃなくて、課題を難しくして、できるだけ日常生活に落とし込むように関わっています」
「訪問リハビリ」は週2回。もう1日は作業療法士がパズルや積み木を使って、手の動きや考える力の発達を促します。
伊那中央病院 作業療法士・青木裕亮さん:
「難しいなという課題もあると思うんですけど、ういちゃんの良さはめげない。いろいろ試しながら一緒にやれていける」
母・由里絵さん:
「いろんなことに興味を持ったり、自分で考えて遊びをつくってみたり。チームになって一緒に考えてくれるのは、すごくありがたいです」
こちらは、吟糸ちゃんの在宅支援のスケジュールです。さまざまな事業所が連携して情報を共有し、成長に応じた支援が組まれています。
5月からは「児童発達支援センター」への通園が始まり、集団生活への一歩を踏み出しました。

