■料理の道へ…Uターン決意

旬の新鮮野菜も店頭に
上田市出身の前田さん。高校卒業後に上京し、都内のCM制作会社などで10年ほど働きました。
しかし、趣味である料理の腕を生かして地元で飲食店をやりたいとの思いが強くなり、2024年、Uターンしました。
その大きなきっかけとなったのが、松本さんの野菜です。
前田玲奈さん:
「松本農園が大好きで、東京にいたけどこっちに帰ってきたら、松本くんの野菜を買って帰ったり。まさかその野菜を使ってお総菜店ができるなんて」
■農薬使わない自然な甘さ

松本農園・松本祐也さん
松本農園・松本祐也さん:
「立派に育ちました」
殿城地区にある松本さんの農園では、今、ハクサイやレタス類が収穫の時期を迎えています。
松本さんも、大学進学と就職で上田を離れていましたが、耕作放棄地が増えていく地元の光景を見て、農家になることを決断。26歳で上田に戻りました。
遊休農地を借り、2ヘクタールほどの畑で年間約60種類の野菜を育てています。栽培方法にもこだわりがあります。
松本祐也さん:
「化成肥料を一切使わないし、農薬もしないんですけど、そうすると自然な野菜の甘さになる良いこともあったり、手間多いとかデメリットもあるんですけど」
■消費者の声が作る活力に

松本農園・松本祐也さん
家庭菜園をやっていた母親のサポートを受けつつ、一から農業を学び少しずつ生産量を増やしていきましたが、一方で、気にしていたことがありました。
松本農園・松本祐也さん:
「『ベジまる』始める前は、評価を聞けない。消費者の反応がない中で黙々と野菜を作る。つまらなかったです、正直。ただ作って出すだけ」
育てた野菜の評価を聞く方法を探していた松本さん。2023年に同級生の集まりで前田さんと再開した際、「上田で飲食店をやりたい」との思いを聞き、話が一気に進みました。
松本祐也さん:
「『お店やりたいと思ってるんだけど』みたいな話があって、俺もやりたい!って感じで。良くないことでもいい、『まずかった』でもいいんですけど、そういう声を毎日もらえるので、より一層、野菜を作るエネルギーになる」

