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軽井沢・旧軽井沢銀座で『パン文化』支える老舗2店 ジョン・レノンも訪れた店、40年前のスペイン窯で焼く伝統のパン 「塩味が一番印象に残る」職人のこだわり、世代を超えて愛されるパンの秘密

■「軽井沢のパン文化」支える老舗

ブランジェ浅野屋(長野県軽井沢町)

旧軽井沢銀座通り(長野県軽井沢町)に店を構える「ブランジェ浅野屋」は、1940年のオープン以来、軽井沢のパン文化を支えてきた老舗。

もともとは、避暑で別荘を訪れた外国人外交官やその家族のために店を開いたのがルーツで、戦時中は外務省から物資の配給元として指定され、疎開中の外国の方向けにパンや物資の配給業務を行っていたという歴史を持っています。

現在は、軽井沢町内に3店舗、首都圏に14店舗を展開しています。

■40年前から使い続けるスペインの窯

1986年に設置した石窯

店内に足を踏み入れると、ひときわ目を引く存在がー

どっしりとした石の塊のような構造物、石窯です。

「40年前、スペインの窯をそのまま持ってきまして」とスタッフは話します。

外のハンドルを回すと、窯の中にある円盤状の石板が回転し、パンを移動させながら焼く仕組みになっています。

フランスパンは最大で約60本焼けるという窯の中は、場所によって熱の強さが異なるため、職人はその特性を熟知しながらパンを焼き上げています。

■「地元農家が育てたものを」

石窯で焼いたパン

浅野屋が誇る看板商品のひとつが、自家製酵母を使ったカンパーニュ。

ブドウからおこした自家製酵母と、長野県産の小麦粉を組み合わせて焼き上げます。

「地元の農家さんが手塩にかけて育てたものを、自分たちでしっかり伝えていきたい」と話すスタッフ。

石窯から取り出されたパンの断面は、きれいな気泡が広がり、外側はカリカリ、中はしっとりともっちりした食感が特徴。

焼き上がったパンからは、窯で焼いたならではの香りが立ちのぼります。

■昭和のごちそうを今に伝える

昔ながらのビーフシチュー

もうひとつ印象的なのが「ショコラブレッド」。

チョコレートの甘さがしっかり口の中に広がります。

そのままでもおいしいですが、トースターで軽く焼き上げると、外がカリッとしてチョコレートも溶け出し、また違った表情をみせるといいます。

そして、1980年代に誕生したという昔ながらのビーフシチューも、パンと合わせて店内のイートインコーナーでいただけます。

肉がごろごろと入ったシチューは、軽井沢という土地ならではのおいしさとともに、昭和のごちそうを今に伝えています。

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