■そば打ち歴50年の熟練技

地元産のそば粉
千曲市はそばの産地で、そば打ちを行う家庭もあるといいます。
松林さんも結婚を機に、長野市から千曲市へ移り住み、家でそば打ちを行うようになりました。
そこで培った腕を、店で披露し続けてきました。
松林さん:
「七割そばです。そばは風邪を引く(乾燥する)ので、時間勝負なんです。これからやって仕上がるまで、最低15分で仕上げる」

そばを打つ松林さん
そばの実の殻まですった地元産のそば粉をこねて、生地を作っていきます。
こねる回数は、1つの生地で「300回」。
体重を乗せて、力のいる作業です。
松林さん:
「体力はいります、こねは」
できた生地は、のし棒を使い素早くのばしていきます
松林さん:
「一周したらどのくらい、一周したらどのくらいって手の感覚で分かるようになります」
そば打ち歴50年、熟練の技で、細く均一に切りそろえていきます。
■「ふるさとがなくなった感じ」

おにかけそば(850円)
マレットゴルフはせず、そばだけを食べに来る客もいるといいます。
客:
「打ち立て、切りたて、ゆでたて、『3たて』って言っておいしい」
4月23日も常連客らが訪れていました。
おにかけそばを注文した客:
「寒いので温かくておいしいです。コシがあって」
常連客(千曲市出身):
「すごく寂しいですね。帰ってくると年に何回か寄るけど、自分のふるさとがなくなっちゃった感じで」
■感謝込めて、最後の1年悔いなく

やまぶき食堂・松林美恵子さん
閉店の11月末まで約半年。
一つ一つに感謝の気持ちを込めて。
松林さんのそば打ちは最後の日まで続きます。
松林さん:
「今まで大田原地域の人の協力・ご支援がなければ私たち会も発展できなかったと思う。もう感謝ですので、今年1年感謝の年としてやりたいかなと思いまして。『もったいないな』って言うお客さんもいるんですけど、もう私たちは決めたので最後の一年、悔いのない、味もしっかりとした最後の年にしたいかなと思います」

