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「ふるさとがなくなった」高齢化や新型コロナで、マレットゴルフ場の食堂が閉店へ 30年の感謝を込めた“手打ちそば” 「最後の1年を悔いなく」 長野・千曲市

やまぶき食堂(長野県千曲市)

長野県千曲市のマレットゴルフ場にある食堂についてです。「手打ちそば」が名物の店ですが、スタッフの高齢化などにより、2026年シーズンで閉店に。約30年間の感謝の気持ちを込めて、そばを打ち続けています。

■約30年続く自慢の「手打ちそば」

盛りそば(800円)

千曲市産のそば粉を使い、丁寧にこねられていくそばの生地。

千曲市の「やまぶき食堂」で提供されている自慢のそばです。

盛そばを注文した客:
「喉越しがいいですね、つるつるといくらでも食べられます」

千曲市の大田原地区にある「やまぶき食堂」は、1998年に開店。

食堂がある場所は、隣接するマレットゴルフ場のクラブハウス内にあります。

■マレットゴルフ場併設で客200人

開店当初のにぎわい

開店当時から働く、松林美恵子さん(78):
「1998年8月12日にオープンしたんですけど、お盆の前日で200人くらい来てしまった。行政の人から、地域から普及センターから全部お手伝いいただいてすごかったです。うれしさと、皆さん一生懸命でした」

食堂は地元の女性グループ、「やまぶき会」が運営し、そばをメインに提供しています。

長野県は他の県と比べてもマレットゴルフ愛好者が多く、食堂も開店当初は年間で約1万7000人が訪れ、にぎわったといいます。

■新型コロナなどで客足は10分の1に

「やまぶき食堂」(4月23日)

しかし―

松林さん:
「河川敷にマレット(ゴルフ場)ができて、河川敷で全部できるようになってから、だんだん(客が)少なくなって。コロナでも激変しましたけど」

各地にコースが増えたこと、そして新型コロナのまん延、2度の転機を経て、マレットゴルフ場の利用者が減り、食堂の利用者も年間1500人程度にまで落ち込みました。

■スタッフの高齢化も 11月末閉店へ

隣接するマレットゴルフ場

このため最盛期は20人以上いたスタッフも、今では3人のみ。

年齢も60代後半〜70代後半と高齢化が進み、店は、ゴルフ場が今季の営業を終える2026年11月末での閉店を決めました。

松林さん:
「会員が3人になったり、高齢で体にも自信がなくなってきたかなっていう思いで。タイミングです、悩みません。自分がもう足にあまり余裕ないので」

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長野放送ニュース

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