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“みそ離れ”に危機感…老舗の「みそ」練り込んだ「バウムクーヘン」を石川県出身の男性が考案 購入量が20年前より約4割減少「伝統の文化を広げたい」

信州百年味噌バウムクーヘン 遥(3300円)

長野県須坂市で、老舗のみそ蔵のみそを練りこんだ「バウムクーヘン」が完成しました。手がけたのは、元地域おこし協力隊の男性で、「みその消費量が減る中、伝統のみそ文化を広げていきたい」と意気込んでいます。

■老舗のみそ蔵で試食会

NORTH・北直樹さん

290年以上の歴史がある須坂市の「田中本家」。

ここで3月21日に行われたのがバウムクーヘンの試食販売会です。

客:
「おいしいね」
「なんか、みそだね」

このバウムクーヘンに使われていたのは―。

NORTH・北直樹さん:
「150年の歴史がある、みそ蔵のみそを使わせてもらってます」

考案したのは、石川県出身で、2025年まで須坂市の地域おこし協力隊として活動していた北直樹さん(39)です。

北直樹さん:
「長野に来て長野のみそ文化に触れて、みそってこんなにおいしいと知って、これを広げていきたいと」

■きっかけは「みそ離れ」

糀屋本藤醸造舗・鈴木はるなさん

一風変わった「味噌バウムクーヘン」。

作るきっかけになったのは全国的な「みそ離れ」です。

北直樹さん:
「みそ蔵が今、つぶれていったりとか、なくなっていく現実を聞いて」

食の多様化や家庭での調理機会の減少などを背景に、家庭でのみその購入量は年々減少。20年前より約4割も少なくなっています。

みその魅力を多くの人に届けたいと北さんは須坂市のみそ蔵「糀屋本藤醸造舗」に声を掛けました。

糀屋本藤醸造舗・鈴木はるなさん:
「年々消費量は減っているというのは感じます。みそとかのおいしさも素直に伝わると思ったので、(北さんの)取り組みがすごくうれしくて」

1869年創業の糀屋本藤醸造舗。米こうじを使ったみそは、10種類以上あり、使用する大豆、米、塩はすべて国産。伝統的な木おけを使い1年以上かけて熟成させています。

■2年連続で最優秀賞のみそ

「蔵出しみそ匠」の赤と白(500g 1188円)

バウムクーヘンに使ったのは「蔵出しみそ匠」の赤と白の2つです。

大豆の表面を削る「みがき」という作業で雑味を抑え、他のみそよりもまろやかな塩味が特徴で、スイーツにも合うと鈴木さんが勧めました。

糀屋本藤醸造舗・鈴木はるなさん:
「スイーツとかパンとかには、塩味の面で邪魔をしないおいしさがあると思った。コクとかを出しながらも、みその良さを伝えられる商品かなと」

「匠」シリーズは、県内の職人たちがみそ造りの腕を競う「県みそ品評会」でも、2024年と2025年、2年連続で最優秀賞を受賞した、店の顔といえる商品です。

糀屋本藤醸造舗・鈴木はるなさん:
「違った角度からみそとか発酵食品の良さが伝われば、すごく私たちはうれしい。それをきっかけに、みそっておいしいんだとか、使ってみようとか思ってもらえたらいい」

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