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築100年「松代駅舎」解体から移築・保存へ方針転換 長野市が示した案に住民から賛否“安堵”と“反対”の声

■住民からは賛否両論

登壇するトモヤアーツさん

迎えた3月7日の意見交換会。

市は改めて、現在の駅舎の場所での道路整備の必要性を訴えた上で、駅舎を今の場所から移して保存する案を示しました。

市の担当者:
「安全を確保するため駅舎を通過する道路整備の必要性が高まった。解体にならざるを得なかったという状況で、皆さまの声の力により、この活用が実現可能な民間事業者から提案をいただいているのは、奇跡のようなタイミングだと考えている」

「移築や維持管理にかかるすべての費用は民間事業者が負担すること」「駅舎は現在の形状を維持すること」「移築先は原則、市内として、松代地区を優先すること」などが条件です。

「松代駅舎みんなの会」の代表として登壇したトモヤアーツさんは―。

松代駅舎みんなの会・トモヤアーツさん:
「理想というか、僕の願いはあの場所で活用し、道路に関しては他の計画ができないかという考えです」

その後の意見交換会は非公開で行われましたが、市によりますと、現在の場所での保存を望む意見が多かった一方で、「周辺の道路環境改善のために移築してほしい」という意見も出されたということです。

参加した住民は―。

70代:
「賛否両論いろいろあると思う。保存してほしいという形の中で一歩進んだのでは」

60代:
「(市の説明が)『解体しないからよかったんじゃないの?』というニュアンスに聞こえた。移築では意味がなく、現在の場所に残すことに意味があると思うが、それを言えない雰囲気があった」

40代:
「賛成も反対も今の時点では判断できないので、松代に住む人たちが安全で楽しく過ごすことができる場所になれば」

■「移築」に抱く複雑な思い  

旧松代駅

トモヤアーツさんも、「移築」には複雑な思いを抱えています。

松代駅舎みんなの会・トモヤアーツさん:
「解体ではなく残す形になったのはうれしいです。移築費用から何から全部、事業者さんが持つのはかなり負担が大きいし今後、継続するというところに影響が出るのではと心配している。(今の場所に)残ってほしいというのが自分の願いです」

市は、遅くとも2026年の夏までに事業者を公募し、善光寺御開帳が開かれる2027年春までには移築を完了したい考えですが、今回の意見交換会で寄せられた意見も踏まえ、最終的な方向性を決めていきたいとしています。

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長野放送ニュース

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