■親子をつなぐツールに
そして、今は―。
丸山明日香さん:
「ゆうちゃんのも見せて」
娘:
「いいよ〜」
「子どもたち」とシール交換をして楽しんでいます。
長男・誠さん(小3)・:
「シール交換とシール集めるのが楽しい」
長女・結名さん(小1):
「(お母さんとできてどう?)うれしい。楽しかった、シール交換」
丸山明日香さん:
「子どもが好きなキャラクターの話になったり、コミュニケーションのツールになる。親なので『いいよ、あげるよ』と割と寛容にできて、欲しいシールはあげたくなる。(中学時代は)友達同士だったので、また親になってこういう使い方があるんだなと」
令和のシールブームでは、友達同士だけでなく、丸山さんのように親子で楽しむ人も多いといいます。
■専門家「社会性を育む経験」
子どもの発達心理などを研究する専門家は―。
長野県立大学・加藤孝士教授:
「一緒に自分が子ども時代に楽しんでいたものを取り組むことで、子どもの目線に立てる。子どもの楽しい気持ちに寄り添えるメリットはある」
また「シール交換」自体も子どもたちにとって、貴重な経験であると言います。
加藤教授:
「シールは価値がはっきりしていない。いろいろな価値のものを交換するところは、その後の社会性につながるものだと思う」
こども家庭庁の調査では、10歳から17歳の平日1日あたりのインターネット平均利用時間は過去最長の約5時間27分。
デジタル時代の今、対面で行う「シール交換」はアナログともいえますが、加藤教授は、コミュニケーション能力の向上につながるのではと話します。
加藤教授:
「(シール交換は)対面で行うので、相手がどんな表情をしている、これ欲しいのかなとか肌感覚で感じることができ、それはコミュニケーション能力の向上に関係している」
■人気過熱でトラブルも発生
一方、人気が過熱することでさまざまなトラブルも―。
県内などで雑貨を扱う「Will(ウィル)」では、一部の店で、駐車場が足りず路上駐車が目立ったり、客同士のもめ事が発生するなどトラブルがあるといいます。
店側も、購入数に制限を設けるなど、できるだけ公平に販売しようとルールを作り、客には「節度を持って楽しんでほしい」と呼びかけています。
また、特に人気の「ボンボンドロップシール」を巡っては、高額転売や偽物が流通し、製造元の会社はホームページで「偽の通販サイトや詐欺サイトも確認されており、注意してほしい」と呼びかけています。

