
たい焼き店「美角屋(みかくや)」のたい焼き(1つ250円)
こだわりの「天然もの」たい焼きです。長野県飯田市で約80年続く店。創業当時から続く一つずつ丁寧に型で焼く「一丁焼き」の技法で「天然もの」と呼ばれるたい焼きの味を守り続けています。
■伝統の味を守る5代目と6代目親子

6代目の代田千英さん(27)と、母で5代目の千恵子さん(63)
生地を型に流し込み、ぎっしりとあんこを詰めて、一つずつ丁寧に焼き上げられた「たい焼き」。
約80年の歴史がある飯田市座光寺のたい焼き店「美角屋(みかくや)」です。
訪れた客:
「おいしい」
店を切り盛りするのは6代目の代田千英さん(27)と、母で5代目の千恵子さん(63)。2人で伝統の味を守っています。
美角屋 5代目・代田千恵子さん:
「何年やっても私は難しいです。たい焼き屋さん、焼くのは。焼きは大変ですよね」
■始まりはリヤカーでの販売

いちゑさん(千英さんが学生時代に撮影)
美角屋は80年ほど前に千英さんの高祖父の仲太郎さんがリヤカーでたい焼きを販売したことが始まり。そして、1958(昭和33)年に飯田市白山町に店を構えました。
美角屋 6代目・代田千英さん:
「(きっかけは)分からないんですよね」
美角屋 5代目・代田千恵子さん:
「昔は甘いものがなかったから?」
美角屋 6代目・代田千英さん:
「知っている方がいたら教えてほしいくらいの感じです」
その後、店は千英さんの曾祖父・昴さん(2代目)、曾祖母・とらのさん(3代目)、祖母のいちゑさん(4代目)と受け継がれていきました。
■リニア計画で訪れた店の転機

たい焼き店「美角屋」
2018年、いちゑさんの時代に転機が訪れます。白山町の店がリニア中央新幹線の整備計画地にあったため場所を移すか店を閉じるかの選択を迫られました。
5代目・代田千恵子さん:
「白山町のお店が道路に当たってしまってなくなるということで、年取ってからもできるし、この味を絶やしちゃいけないという気持ちでここへ移ることにした」
2018年7月、座光寺の今の場所に移り、千恵子さんが5代目となりました。
そして、2024年、東京で会社員をしていた千英さんが戻り、6代目として店に加わりました。
6代目・代田千英さん:
「ずっと昔から、おばあちゃん(いちゑさん)が焼いている姿を見ていて、昔からいつかはやりたいなというふうには思っていた。生活環境とかの兼ね合いもあってタイミングでたまたま2年前だった」

