■生き残りをかけ事業を多角化

4代目・竹内伸和さん
店は規模を広げ、昭和60年にはビルを新築します。
しかし、時代とともに生活様式は変化。
ベッド向けのマットレスや羽毛布団の普及、量販店の増加などで綿の布団が次第に売れなくなりました。
この店でも売り上げは最盛期の10分の1。
かつては毎日稼働していた工場も、今では1週間に1度ほどになっています。
生き残りをかけ事業を多角化。
綿布団の需要が減る中、店が取り組んだのが事業の多角化です。
3代目の強さんは、新たなニーズを開拓しようと、葬儀場や合宿などで使う布団のレンタルや、保育園で使うお昼寝布団の販売を始めました。
竹内強さん:
「布団屋さん一つとってみても、また何軒減ったというのが寝具業界の現状ですから、あり続けるための努力とかアクション、方向性は常にアンテナを高くしてみていかないと」
健康ブームを受けて始めたのは、機能性を高めた靴の販売。
4代目の長男・伸和さんが引き継ぎ、ドイツ製の「コンフォートシューズ」などを販売しています。
4代目・竹内伸和さん:
「その人の状態に合わせて調節ができるので、外反母趾とかうおのめ、たこがある人にも調節がきくような靴になっている。(靴で)昼の健康と、(布団で)夜の健康。うちのフレーズじゃないですけど、『24時間健康ライフ』」
■「敷居が高い」イメージ払拭へ

竹内和美さん
さらに、伸和さんの妻・和美さんは、入りやすい店にしようと雑貨の販売を始めました。
竹内和美さん:
「(ふとん店は)敷居が高い、行きづらいというご意見があったので、布団と全然関係ないものを置いてみようと始めた」
そして、フローリングの部屋にも合うようなデザインの布団や座布団も売り始め、人気商品になっています。
竹内和美さん:
「どうしてもお布団の布が今までのがちょっとダサいっていうか、もっといい布があればいいなとずっと思っていて。嫁に来て綿入れの技術とか見てすごいなと思うけど、布が今の時代に合ってたらいいのになと」

