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皮も食べられ特有の甘酸っぱい味が注目 レモン×オレンジの「マイヤーレモン」 長野県内の“先駆者”「南信州の名物に」

■きっかけはイタリア旅行での出会い

矢沢義幸さん

マイヤーレモンは中国原産。

戦後、日本でも栽培されるようになり、主な産地は三重県や和歌山県などです。

なぜ、矢沢さんは栽培を始めようと思ったのでしょうか?

矢沢義幸さん:
「たまたま旅行先でレモンを見て『うちのハウスにもあったらいいね』から始まった」

もともとリンゴ農家だった矢沢さん。

2003年、旅行で訪れたイタリア・シチリア島で見たレモンに興味を持ちます。

日本に戻り、ちょうど知り合いが持っていたのが「マイヤーレモン苗木」。

分けてもらい実験的に作り始めました。

■「南信州レモン」ブランド化への道

マイヤーレモン

レモンの中では寒さに強い品種で、標高の高い伊那谷でも栽培できることが分かった矢沢さん。

その味にも魅了され、徐々に生産量を増やしていきました。

矢沢義幸さん:
「(栽培当初は)マイヤーレモンはなかなか知名度がなくて。そんな中、皆さんに食べていただいて、おいしいと評判で」

地域の直売所や飲食店、菓子店などにも受け入れられるようになり、今では20アールのハウスで年間3トンを出荷するまでになりました。

そして、2024年、「南信州レモン」として商標登録し、ブランド化を進めることにしました。

矢沢義幸さん:
「知名度を上げるにはブランドにした方が皆さんに土産にとってもらうにもいいのかな。市田にいい柿があったりするが、中川村になかなかお土産になるようなものもないので、村の特産になったらいいな」

■生産者グループ結成、仲間も増え

アクアロマン・大場孝幸社長

矢沢さんの思いに地域の農家なども賛同。

有志6人でグループを結成し、生産者を増やそうと勉強会や研修会などを開いてきました。

4年前、7軒ほどだった県内の農家は今は10軒まで増えています。

こちらは中川村に本社を置く農産物生産会社「アクアロマン」。

2万平米の農業用ハウスでネギの栽培やイチゴ狩りなどを行っています。

アクアロマン・大場孝幸社長:
「こちらでマイヤーレモンの栽培をしております」

2025年11月から試験的にマイヤーレモンの栽培を始めました。

アクアロマン・大場孝幸社長:
「新しいものは、これから皆さんにも広めていきたいし、周年雇用している中、労務確保のためにやってみようかということでやり始めた」

これまで農閑期だった冬に収穫するマイヤーレモンは新たな事業として魅力的だったということです。

今は140本の苗木を育てていて、2026年の12月ごろには収穫できるようになるということです。

アクアロマン・大場孝幸社長:
「地元から生まれたという部分もありますので、地元の活性化にもつなげ、会社としても大きく広げて進めていけたらな」

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