■世界1000人の頂点を決める大舞台へ

2025年11月、けん玉発祥の地・広島県廿日市市で開催された「けん玉ワールドカップ」。
世界40カ国から約1000人が集結し、2歳から87歳まで幅広い世代がダマー世界一の座を競います。
1-TAROは過去にファイナリスト(24位)になった実績もある実力者です。
しかし今回、1-TAROには競技部門とは別に大きな出番がありました。パフォーマンスショーへの出演です。
ショーに出演するのは、たったの3組。しかも、1-TARO以外はプロのプレイヤーという大舞台でした。
「数えるくらいしか出れないステージなんで、もうすごい、うれしいですね」
はらぼーさんも「まさか一太郎があの世界の舞台でパフォーマンスすることになるとは思ってなかったので、自分のことのように嬉しかった」と喜びを語りました。
■予選の悔しさを糧に、パフォーマンスへ

まずは競技の予選。課題の技から10の技を実演し、ポイントを獲得する形式です。
1-TAROさんが苦戦したのは「小田原提灯」からの連続技。「小田原提灯」は、剣先を持ち、玉の穴の部分をけんじりに乗せる技。乗せた状態から、両足ずつ「けんけんぱ」を2回、そこから「1回転逆落とし」を決めるという一連のトリック。
失敗が続き、違う技に変えるもののペースを取り戻せず、予選突破はなりませんでした。
「クソー、悔しい!」と叫ぶ1-TARO。
しかし、すぐに気持ちを切り替えます。
「俺にはまだパフォーマンスがあります。全然、全然終わりません」
■「最高です。めっちゃたのし〜〜!」世界が魅了されたステージ

「もうやりたいことは全部できたんで。最初っから最後までフルテンションで楽しくできたんで、もう最高です。楽しかった!めっちゃたのし〜〜!」
興奮冷めやらぬ様子。
はらぼーさんは「やばいです。何も言えないです。かっこいい」と絶賛。
弟のハルボーも「もう100点!100点!」と兄の雄姿を讃えました。
父親も「ダマーとしてかっこいいなと思った。マジで。一緒の仲間として」と、同じダマーとして息子を誇りに思う言葉を口にしました。
塩尻から世界へ。
1-TAROは「次は、フリースタイルの大会とかで結果を残せる人になってきたいなって思ってます」と次なる目標を見据えています。木を扱う職人を目指しながら、「自分で作ったやつ(けん玉)で大会とかたくさん出て、色々挑戦して、でまた壊れたら自分でまた作ってを繰り返して、いい大会でたくさん結果を残せたら」という夢を語る1-TARO。
けん玉という伝統的な玩具に、フリースタイルという新たな命を吹き込み続ける高校生のストーリーはまだ途中。一つ一つのステージが彼をさらに大きくしていきます。
※この記事は2026年1月26日にNBS長野放送でOAした「フォーカス信州 信州STREET BEAT ~密着!アーバンスポーツの若き才能たち」をもとに構成した内容です。

