長野市の善光寺境内などで4月から12月にかけて毎月開かれる「善光寺びんずる市」。人と人の縁をつないでにぎわいを生み出そうと13年前にスタートし、このほど、100回目の節目を迎えました。
カラフルなアクセサリーに、ニット製品。手作りの品々が並びます。
12月13日、14日と、長野市の城山公園で行われた「善光寺びんずる市」です。
2013年から始まり、今回で100回目の節目を迎えました。
「びんずる市」は、本堂に安置されている「びんずる尊者像」の開眼300年を記念し、にぎわいを生み出そうと始まりました。
実行委員長・箱山正一さん(当時):
「ただ買うとか売るだけじゃなくて、手作りの作り手さんの会話とか、出展者の皆さん同士の交流とか、人と人がつながっていくところも楽しんでいただきたい」
4月から12月の毎月第2土曜日にクラフト小物や食べ物を販売するイベントとして定着してきました。
100回目となった今回は初めての2日間開催。阿波踊りの披露など特別イベントも行われました。
出展したのは約130店。さまざまな手作りの商品が一堂に会し、毎月開催されることが大きな魅力となっています。
買い物客:
「子どもとおいっ子にクレヨンを(買った)。普段出会えない手作りのものとか食べ物とか出会えるのでとても楽しい」
買い物客:
「何回も来ているんですけど、もともとこういうハンドメイドのものが好きで、一点ものじゃないですか、ハンドメイドって、そこがいい。アクセスいいかなと、出店数も多いので楽しい」
出展者にとっても大事な場所となっています。
アクセサリーを販売:
「善光寺の街並みとか建物の中で自分の作品を広げられるのがいいかなと。長野市内に住んでいて、善光寺も好きですので、続いてくれる限りは出店したい」
パンを販売:
「出展者がいろんな人がいるので交流が面白いですし、お客さんもいろんな方が来てくれてにぎわっておもしろい」
人と人の縁をつなぎながら100回目を迎えた「びんずる市」。実行委員会は、今後も、出展者の受け入れを増やすなど、にぎわいづくりを続けていきたいとしています。
実行委員長・箱山正一さん:
「少しずつですけど13年間、100回の間で成長してきたのかなと。次の代にも受け継いでいければいいなと思っていて、昔からこの地域にある門前の景色になっていければいい」

