「何でこんなことするんだ」小学4年生が大切に育てていたネギ約100本が収穫直前に畑からなくなる「ネギ泥棒にやられたんだ、信じられない」　収穫祭でネギ入りギョーザを作るのを断念…学校が盗難で被害届

小学生が大切に育てていたネギ約100本が収穫直前に畑からなくなる

盗難被害のニュースです。長野県松本市で、小学生が大切に育てていたネギ約100本が、収穫直前に畑からなくなっていたことがわかりました。何者かに盗まれたとみられ、学校は盗難で警察に被害届を出しました。

小学生が大切に育てていたネギ　提供：岡田小学校

（記者リポート）
「こちらの畑では、小学生が大切にネギを育てていたということなんですが、ある時急に数が少なくなりました。盗難とみられるということです」

松本市の岡田小学校近くの畑。今は何もありませんが、もともとは地元の特産の「松本一本ねぎ」が180本植えられていました。

4年生が授業の一環で農家のサポートを受けながら栽培していたものです。

しかし―。

4年生の担任:
「車で通っていても、ごっそり『あ、なくなっている』と。そのとき初めて盗まれているんだと気付いた」

9月ごろからネギの数が少なくなりはじめ、11月17日には、半分以上のネギがなくなっていたということです。その数約100本。

なくなったのは、いずれもよく育ったネギばかりで、何者かに盗まれたとみられます。

4年生の担任:
「（児童は）『ネギ泥棒にやられたんだ』と大騒ぎ。信じられない。何でこんなことするんだろうと」

畑は住宅地に囲まれた県道沿いで、周辺の農園でも同じような被害があったことから、学校は松本警察署に被害届を出しました。

ネギは一人一本持ち帰る分は確保できましたが、収穫祭で作る予定だったネギ入りのギョーザは作るのを断念しました。

4年生の担任:
「いろいろな人の気持ちの上に成り立ってきた学習。その気持ちが裏切られてしまった」

農業の大変さや食べ物の大切さを学ぶ機会でもあったネギの栽培。子どもたちは悲しみと怒りを経験することになってしまいました。