八十二銀行の行員かたる電話…ID・パスワードを聞き出す「ボイスフィッシング詐欺」の相談が複数　銀行が注意呼びかけ

八十二銀行のホームページ

八十二銀行は12月12日、行員をかたって電話をかけIDやパスワードを聞き出す「ボイスフィッシング詐欺」の相談が複数寄せられているとして注意を呼びかけています。

八十二銀行がホームページに掲載した注意喚起。行員をかたってIDやパスワードを聞き出す「ボイスフィッシング詐欺」の相談が複数寄せられたと言います。

八十二銀行　業務統括部・木下信副部長：
「電話に出たら自動音声が流れて八十二銀行という名前をかたって『今お使いのネットバンキングがこのままだと使えなくなる』と」

銀行によりますと、12日午前9時半ごろから顧客のもとに「ネットバンキングが使えなくなるので、更新手続きが必要」などと話す詐欺電話が相次いでいるということです。

電話の多くは自動音声で、案内に従って操作すると、有人対応に切り替わるということです。

その後、八十二銀行のネットバンキングを装ったサイトに誘導され、IDやパスワードを聞き出されるということです。

現時点で被害の情報はありませんが、銀行は、今後も続く可能性があるとして注意を呼びかけています。

八十二銀行　業務統括部・木下信副部長：
「八十二銀行の職員がパスワード、暗証番号等を聞くことは絶対にありませんので、決して対応しないでほしい」