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「戦争が日常化」空襲警報が鳴っても驚かず…ウクライナ侵攻3年8カ月 現地入りした日本人空手家が見た「戦禍」 いつ終わるか分からない「諦め」と「慣れ」 長野で受け入れた避難少年と再会

2回目のウクライナ訪問

2回目のウクライナ訪問。今回も滞在中に24回の「空襲警報」を聞いたそうです。ただ、住民の反応が2023年とは大きく違いました。

小沢隆さん:
「長引く戦争の中で、空襲警報ではもう人は驚かなくなっていて、警報が鳴っても鳴らなくても、普通に生活をしている。一番は『慣れ』だと思う」

小沢さんは「戦争が日常化」していることを危惧しています。

禅道会ダニエラ基金

また、日本でも関心が薄れてきていると感じています。実際、小沢さんらが募っている寄付も減少傾向にあります。

小沢隆さん:
「(当初は)支援するお金は潤沢とは言わないまでも、いろんな協力者がいたが、だんだん支援熱が下がってきているのが現状」

ロシアによるウクライナ侵攻から3年8カ月。終わらない戦争の中、現地を訪れた小沢さんが願うことは―。

小沢隆さん:
「まず、即時停戦できないかという率直な思いがある。ウクライナの現状というのは開戦当時よりは関心が下がってしまっている。2年、3年たった今の方がもっと大変。想像力を持って皆さまにもご支援を願えたら」

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長野放送ニュース