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「きょう平日だよね?」イオンモール須坂が開業して1カ月「目標以上の来場」 商圏への影響は―長野駅前の人出は「少なくなっている印象」

北信地域だけでなく、周辺の地域からも多くの人が訪れていました。

上越市・70代(初来店):
「上越です。東京に行かないと買えないお菓子とかあったから良かった。須坂は、来ないかな、初めて来た。いろんなお店が入っているので、ここでなんでも見られるかなと」

上田市・70代(初来店):
「インターの近くというのもあるし(上田からも)多分来ているでしょう」

イオンモールは、ここ1カ月の来場者数を公表していませんが、目標に掲げる来場者数年間750万人から800万人に向けては、「目標以上の来場がある」ということです。

周辺の自治体と連携しながら地域の「ハブ」としての役割を果たしたいとしています。

イオンモール須坂・岡本隆之ゼネラルマネージャー:
「週末は長野県全域、新潟県など広域からも来館を非常にいただいている実感がある。買い物だけでなく、食事やそれ以外のエンタメ要素などが支持をいただいていると思う。地域の事業者、観光のPRとかを今後さらに連携していくことによって波及効果は出てくるのでは」

北信地域だけでなく周辺地域からも多くの客を引き付けるイオンモール須坂。商圏への影響はどうなのでしょうか。

須坂市民:
「今は駅前はちんやりしているが、(イオンモール須坂が)できたことで活気が戻れば」

こちらは、須坂駅から徒歩5分ほどの場所にあるイタリア料理店「kitchen&bar SABO」。

こだわりのパスタに、定番のピザ。具だくさんのサラダなどが人気です。

客:
「とてもおいしいです。たらこがいっぱいでおいしい」
「思ったより量がすごくあって、味もとてもおいしかった」

店は女性客が大半を占めます。これまで土日のランチタイムは予約で満席となることが多かったものの、10月からは空席が目立つようになったと言います。

kitchen&bar SABO・岸暉さん:
「ランチの客が減ったかなというところがあり、皆さんイオンモール須坂に行かれているのかなと影響を感じている。体感でいうと、(ランチの)予約の件数は1割、2割減っているかなと」

今のところ「影響は大きい」としていますが、イオンモールからの帰りに来店する客もいて、今後に期待も寄せています。

kitchen&bar SABO・岸暉さん:
「イオンモール須坂目当てで、こちらに足を延ばしてくれる客もいると思うので、期待している。(市全体で)一緒に盛り上がっていきたい」

長野市では―。

長野商店会連合会・柳沢武彦副会長:
「家族連れが長野駅前、少なくなっている印象ですし、いつもの連休とは雰囲気が違う。長期でこの状況が続くと、私たちにも影響が大きくなると思う」

長野商店会連合会の柳沢武彦副会長は、イオンモールのオープン後、土日や連休の長野駅前の人出が減っていると感じています。

その上で、連合会として、イオンモールの客に長野市街地を回遊してもらう策を考える必要があるとしています。

長野商店会連合会・柳沢武彦副会長:
「長野駅の方にも回遊できる策を具体的にこれから詰めていくことが大事だし、行政とも密にしながら持続可能な対策を取り組んでいければ」

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