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“地域の足”路線バス廃止…市営「乗り合いタクシー」運行開始 住民は安堵 一方、土日は運行なく「不便になった」

■休日運行について市は…

長野市芋井地区

芋井地区の五味美穂子さん(80)。車の免許はなく通院などのため路線バスを使ってきました。現在も定期的に乗り合いタクシーを利用しています。

五味さん:
「(乗り合いタクシーが)あって、とてもありがたいと私は思ってます。あるとないでは全然違う」

五味さんは路線バス廃止の方針が示された後、2025年4月に住民が立ち上げた「長野市の公共交通を考える会」の代表。6月には公共交通の充実を求め2670人分の署名も市に提出しました。

市が代替交通として「乗り合いタクシー」の運行を始めたことを一定程度評価しています。ただ、休日運休の影響は沿線住民にとって大きく、これからも利便性の向上などについて市に要望し続けたいとしています。

長野市の公共交通を考える会・五味美穂子代表:
「芋井には病院がないから街場にいかないと。スーパーも遠いし。土日勤めじゃない人に頼むのも困難だし、やっぱりバス(乗り合いタクシー)を頼りたい」

乗り合いタクシーの休日運行について市は「委託会社の選定や運転手の確保が課題」としています。

「地域の足」の維持。今回の路線に限らず大きな課題となっています。

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長野放送ニュース

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