【台風情報】強い台風23号は伊豆諸島の東を東北東へ　引き続き、暴風に厳重に警戒　気象庁の発表（13日午前11時12分）

進路予想図

気象庁によりますと、強い台風23号は、伊豆諸島の東を東北東へ進んでいます。伊豆諸島では引き続き、暴風に厳重に警戒し、うねりを伴う高波、土砂災害に警戒するよう呼びかけています。また、低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要です。

強い台風23号は、13日午前10時には、八丈島の東約60キロにあって、1時間におよそ30キロの速さで東北東へ進んでいて、中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の南東側95キロ以内と北西側75キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風23号は、この後は伊豆諸島から次第に遠ざかる見込みですが、伊豆諸島では、非常に強い風や猛烈な風が吹いて、大しけとなっている所があるということです。また、台風本体の発達した雨雲は東に抜けつつありますが、大気の非常に不安定な状態が続いていて、伊豆諸島では9日の台風22号による記録的な大雨に加え、これまでの大雨の影響で、地盤が緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあるということです。

■風の予想

伊豆諸島では13日昼前は、飛来物によって負傷するおそれがある猛烈な風の吹く所があるでしょう。

・13日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
　　伊豆諸島　　　　　　30メートル　（45メートル）

■波の予想

伊豆諸島では13日は、うねりを伴い大しけとなる所があるでしょう。

13日に予想される波の高さ
　　伊豆諸島　　　　　　8メートル　うねりを伴う

■雨の予想

伊豆諸島では13日昼前は、雷を伴い激しいの降る所があるでしょう。

気象庁は伊豆諸島では、13日昼前は不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒するよう呼びかけています。また、13日はうねりを伴う高波や土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要です。伊豆諸島では、9日の台風第22号の記録的な大雨、暴風、高波の影響で、災害の危険度が高まりやすくなっている地域があります。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。