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「激高、鬼の形相に」長野4人殺害事件 青木政憲被告の父親が法廷で証言「ぼっち、ぼっちとバカにしただろ」「ぶっ殺すぞ」事件9カ月前、アルバイトの男性に殴りかかるトラブル

被告人質問に先立って行われた、青木被告の父親の証人尋問では、事件の約9カ月前に起きたトラブルが明らかになりました。

被告は、市内のジェラート店で働いていましたが、アルバイトの男性が出勤してきた際、いきなり殴りかかったということです。

父親(証人):
「(従業員と被告の)2人に会話はなかった。『ぼっち、ぼっちとバカにしただろ』、『ぶっ殺すぞ』と、今まで見たことのない怒り方で、初めて聞くような大声をあげていた」

弁護人にその時の被告の表情はと聞かれるとー

父親(証人):
「非常に激高した、鬼の形相になっていた」

また、検察官に家の中にナイフ、銃がある状況で、トラブルもあり不安はなかったかと問われるとー

父親(証人):
「(その後、家で)『ライフル持っているんだから、暴力なんてしたら、お父さんも不安だ』と伝えたら、『銃を持っているみんなにも迷惑がかかるから、そんなことするわけないだろう』と冷静に答えたので、安心した」

また、統合失調症を指摘されながら医療機関を受診しなかったことについては、「一過性の心の病と理解して、家族の愛情で元に戻るだろうという素人の考えだった。政憲に申し訳ない、親の責任だと感じた」と述べました。

裁判は、被告の「刑事責任能力」と「量刑」が主な争点で、11日も被告人質問が予定されています。

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長野放送ニュース

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