
「ドーゾドーナツ」のドーナツ
全国的なブームが続くドーナツ。長野市内でも今年に入り新たな店が続々とオープンしています。オーストラリア出身男性が営む「みそ」などを使った「食事系」を作る店、そして「夜限定」の店。2店舗を取材しました。

「ドーゾドーナツ」
長野市鶴賀の東通り沿い。ポップな店内に並ぶのはカラフルなドーナツです。
7月にオープンした「ドーゾドーナツ」。

「ドーゾドーナツ」
初来店の客:
「珍しい種類があって迷いました」
「日本で売っているドーナツとまた違って、彩りがきれいでおいしそう」
ドーゾドーナツ ブレット・ハッチングスさん:
「これはメープルグレーズで、中にメープルカスタードが入っているからメープルメープルな」
営むのはオーストラリア出身のブレット・ハッチングスさん(51)。米粉入りのドーナツを作っています。

ドーゾドーナツのブレット・ハッチングスさん
ブレット・ハッチングスさん:
「小さいときからドーナツが大好きだった。オーブンで焼いたモチっとした食感のちょっと変わったやつを作れば面白いと思って」
オーストラリアでシェフをしていたブレットさん。日本人女性と知り合い、27年前に来日して結婚。妻の出身地近くの大阪に住んでいましたが、趣味のスキーなどで訪れていた長野が気に入りすぐに移住しました。
長野市内のレストランで働いていましたが、ブームでもあるドーナツに目を付け「日本らしい商品を作ろう」と店を開きました。

米粉と小麦粉を配合したもちっとした食感
ブレット・ハッチングスさん:
「(長野は)最高、大好き。秋の紅葉、冬に雪降る、夏が蒸し暑い、春が花咲く。(長野に)ちょっとありがとうの気持ちで作ればいいかなと」
何度も試作を重ね米粉と小麦粉を配合したもちっとした食感のドーナツを完成させました。
ブレット・ハッチングスさん:
「(カカオ)豆を一からつぶすとかはやってないけど、それ以外は全部作ってる。カスタードとか、フィリングとか」
ドーナツの表面を覆うグレーズは14種類、トッピングのクリームやソースは10種類ほどあり、ほぼ全てブレットさんの手作りです。