
接客するユン・セヨンさん(左)
韓国・釜山出身のユンさん。20年ほど前に日本に来て家族を作り長野市で暮らしてきました。日本での生活の中で本場・韓国のキムチを広めたいという思いが強くなり、2023年、この場所でキムチ専門店をオープン。参考にしたのが「母の味」です。
ユン・セヨンさん:
「味を思い出しながら作っています。母親が10年前に亡くなっていないので、(帰省するたびに)お父さんに味を確認しながら、何がもうちょっと入ればいいかなとか確認しながら作った」
店は市街地から遠い山間地。まさに「ポツンとキムチ店」です。なぜ、この場所を選んだのでしょうか?
ユン・セヨンさん:
「この木が桜の木で、隣も。毎年サクラがすごくきれいに咲いています」
物件を探していた時にきれいに咲くサクラと景色の良さに一目ぼれしたということです。
ユン・セヨンさん:
「きょうお兄ちゃんは保育園に行ってる?」
客:
「きょうは保育園です」
開店から2年。ユンさんの人柄、山間部にある珍しさ、そして何よりキムチの味で常連客も増えて来ました。
常連客:
「キムチ何でもおいしくて好きなんですけど、さきいかキムチがビールのおつまみに私がすごく好きで、あったら買っちゃう」

焼いた豚バラ薄切り肉でネギキムチを巻く
そのままでもおいしいキムチですが、ユンさんにおすすめのアレンジレシピを教えてもらいました。人気ナンバーワンというネギのキムチを使って―
ユン・セヨンさん:
「まず豚肉を焼きます」
ネギキムチを焼いた豚バラの薄切り肉で巻くだけの簡単な料理。
(記者リポート)
「豚肉のうま味にキムチの辛さとうま味がマッチして暑さの中でスタミナがつきそうです」
ユン・セヨンさん:
「今はネギを巻いたけどニラキムチでもいいし、ごはんのおかずにぴったりだと思う」

トマトのキムチはそうめんに合わせて
トマトのキムチはこの時期にぴったりのそうめんに合わせて―
ユン・セヨンさん:
「最後はごま油を少し垂らして完成」
(記者リポート)
「ちょっと冷麺風な感じでそうめんをいつもと違った味わいで食べられます。トマトのさわやかさとキムチの辛さがそうめんにマッチしておいしいです」
ユン・セヨンさん:
「この夏これで乗り越えればいいかな」