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「笑わない赤ちゃん」が4歳の頃に“運命の出会い” 11歳少女「動物を救う画家になりたい」 自分の思いを言葉にするのが苦手…素直に感じたままを絵に 国内外で高い評価

■母親「絵が一番多くを語る」

「ライオン描くのが一番好き」

その後、もともと好きだった動物の絵も描き始めます。

堀之内聖さん:
「ライオンを描くのが一番好き。好きな動物だから」

4歳の頃から描き続けている絵。今も学校から帰ると毎日1時間から2時間は絵に没頭します。

母:
「それ真っ黄色?」

堀之内聖さん:
「ピンク少し入れた」

母:
「ピンク少し入れたんだ。いいんじゃない、色かわいい」

自分の思いや考えを言葉にするのが少し苦手な聖さん。傍で見守ってきた母親の通子
さんは―

母・通子さん:
「(絵は)メモみたいな代わりなんですよね。これが一番おしゃべりで多く語っている。自分で自分のことを幸せにできる知恵をつけている最中なんだろうな、みたいな見方なので」

■国内外で高い評価

絵を描く聖さん(左)と母・通子さん

素直に感じたままを描いた絵は国内外のコンクールでも高い評価を得ています。

第15回中村キース・へリング美術館国際児童絵画コンクール 北杜市長賞受賞、第9回国際児童絵画コンクールCreative Kids Indiaジュニア部門金賞受賞。

2024年11月には安曇野市の画廊で初の「個展」も開きました。

聖さんが絵を描くのは大好きな動物を救いたいという思いもあります。

堀之内聖さん(2024年11月):
「絵を売ったらお金が寄付できるから、それを(動物の)保護団体に寄付する。(挑戦したいことは?)大きい絵を描きたい。(将来の夢は?)動物を救う有名な画家です」

■美術館から声がかかり、企画展を開催

八ヶ岳美術館で始まった企画展

7月5日から地元・八ヶ岳美術館で始まった企画展。聖さんの絵を展示したいと美術館から声がかかりました。

堀之内聖さん:
「ここまで私が来られたのは、ここにいる皆さんの支えがあったからだと思います。本当にありがとうございます。これからもたくさん支えてもらうことがあると思います。今後ともよろしくお願いします。何よりもきょうは『いっしょに生きる私たち』を楽しんでください」

初日は144人が鑑賞に―。

会場には2023年から2025年にかけて描いた80点が、昼の動物と夜の動物に分かれて展示されています。

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長野放送ニュース

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