
戦没者の追悼法要(8月1日)
8月1日、戦後80年の節目に長野市の善光寺で戦没者の追悼法要が行われました。
長野県内の遺族などが参列し、「記憶の継承」と平和への思いを新たにしました。
善光寺境内で戦没者の霊を祭る日本忠霊殿。大本願の川名観惠上人と大勧進の綾小路乘俊副住職ら一山の住職がお経を唱えます。
忠霊殿の法要は毎月15日に行われていますが、今年は戦後80年。県の遺族会と初めて合同で行い、およそ100人が参列しました。
県遺族会・相沢洋男会長(81):
「戦争を経験したことのない世代が、社会の9割近くを占めるようになりました。このような時代だからこそ、悲惨な戦争の記憶を風化させず、平和の尊さを次の世代に継承する責務を果たし、恒久平和の実現に向け、努力を続けていく」
県内の戦没者はおよそ5万5000人。遺族の高齢化が進み、記憶の継承が大きな課題です。
善光寺・若麻績享則寺務総長:
「次の世代へ平和をつなげていくということを、大きく誓いを立てるきょうだった」