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「疲労のため動けなくなった」北アルプス槍ヶ岳で岡山県の男性(68)をヘリで救助 2日前から3泊4日の計画で登山中

資料 北アルプス槍ヶ岳

北アルプス槍ヶ岳で岡山県の男性(68)が疲労のため行動不能となり、長野県消防防災ヘリで救助されました。疲労しているものの、けがはないということです。

救助されたのは、岡山県瀬戸内市のアルバイト従業員の男性(68)です。

警察によりますと、8月1日午前9時過ぎ、北アルプス槍ヶ岳北鎌尾根(標高約2800メートル)にいた男性から「疲労のため動けなくなった」と警察に救助要請がありました。午前11時過ぎ、長野県消防防災ヘリで救助されました。男性は、疲労しているものの、けがはないということです。

男性は、4人パーティで、7月30日に上高地から入山し、3泊4日の計画で登山をしていました。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。

特に今の時期は、気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって、整備された登山道でも浮石やガレ場などでちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。

もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいると考え、最後まで気を抜かずに登山をするよう呼びかけています。

長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山でも疲労や熱中症などで動けなくなることがあります。

県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」ことなどを呼びかけています。

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長野放送ニュース

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