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ピーク時15万人から4万人に…スキー場の営業断念から一転「地元主体」で営業 来季も“空白をつくらず将来に”と「地元主体」で継続

2025年1月取材

シーズンが始まると多くのファンが。

利用者:
「今シーズンやらないと聞いたので、どうしようかなと思ってドキドキしていた」

Mt.乗鞍スノーリゾート運営協議会・山口謙代表:
「スキー場、愛されているんだなと思います。これで前を向いていければと強く思っています」

親子連れのスキーヤー(2025年3月)

集客の目玉は18歳以下のリフト券無料。「ファミリー」をターゲットにしました。

天候にも恵まれ来場者数は約4万3000人。前のシーズンの1.2倍に。売上げも1.2倍に増えました。

ただ、「地元主体」は営業継続のための「苦肉の策」。協議会は当初「1季のみ」とし新たな運営主体の誘致に取り組んできました。

協議会山口謙代表:
「ポテンシャルはある意味、明示できたかなと。地域と一緒に協働してくださるような企業、団体と一緒にできたらなというのは引き続き思っていますので」

Mt.乗鞍スノーリゾート運営協議会・山口謙代表

「Mt.乗鞍スノーリゾート」の運営協議会:
「(オープンは)20日くらいでいいような気がする。20でオープンしておいて、クリスマス24、25日で」

7月10日の会議で集まった協議会のメンバー。次のシーズンについて話し合いました。引き続き「地元主体」で営業することを決めたのです。

誘致はやはり簡単ではありません。数社から問い合わせがありましたが、交渉に時間がかかり、次のシーズンに間に合わないということです。

Mt.乗鞍スノーリゾート運営協議会・山口謙代表:
「夏前にある程度体制を決めておきたかったんですけど、決まり切れないという要素があって」

「Mt.乗鞍スノーリゾート」

「乗鞍の将来のため営業を1季も止めてはいけない」。

昨シーズンの成績で資金繰りには問題がなく、誘致に取り組みながらもう1季「地元主体」で営業を続けます。

Mt.乗鞍スノーリゾート運営協議会・山口謙代表:
「昨年、本当に多くのファンが来てくださったのでまた、その方たちが帰ってきてくださること。できれば昨年よりもさらに多い入場者、多い収益、という形にしていきたい」

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