■「こんな奴がいてもいいか」すみ分け

「ちぃ」
「プレジ」はふてぶてしく見えても性格はおっとり穏やか。さらに、2匹が仲良く暮らせる背景には、うまくすみ分けができる空間もありました。
金谷院長:
「家を見ると、隠れる場所があったり、部屋の端にキャットタワーがあって、猫は自分の“テリトリー”が狭くても(自由に)上下に動ければ安心する」
さらに、それぞれのにおいがつくトイレの配慮も必要です。
金谷院長:
「トイレは1頭に1個。あとは逃げ場としてもう1個。飼育頭数プラス1が基本」
「ここは俺のテリトリー」と言わんばかりに動じない存在感も、「ちぃ」に安心感を与えているのかもしれません。
金谷院長:
「(プレジは)クッションの上にドンといたけど、もう1頭2頭増えても大丈夫そうな気がする。『まあ、こんな奴がいてもいいか。俺も距離とれるし』みたいには見て」

「ちぃ」(左)と「プレジ」
小沢薫さん:
「(プレジは)1日中ソファで寝ている猫だったけど、『ちぃ』はそれを許さない。『プレジ』は追いかけられて、ちょっと運動量上がった気がします。2匹で目を閉じて毛づくろいしあう、じゃれあう時間が、もっと増えるとうれしい」
いい距離感を保ちながら、にぎやかな「あいどる生活」が続きます。