■体重差3倍近く“でこぼこコンビ”に

仲良くおやつ
3キロと8キロ、3倍近い体重差のあるでこぼこコンビです。
仲良くおやつを食べ、なんともいい感じですが、プレジの皿だけ前に。
小沢さん:
「ちぃが家に来てから(プレジは)取られちゃう、ごはんを。(プレジに)ちょっと多めにあげている」

「プレジ」を抱える稜ちゃん(左)と「ちぃ」を抱える澪さん
元気いっぱいの「ちぃ」。子どもたちと家中を走り回ります。
小沢さん:
「歩くと物を落とすとかも、『ちぃ』で初めて知ったというか。これはだめだとか、『ちぃ』に触ってほしくないから片付けようとか、(子どもたちも)関心が増えた。世話している自覚はあると思います」
長女・澪さん:
「(プレジとちぃどっちが好き?)『ちぃ』、寝たとこかわいい」
長男・稜ちゃん:
「(ちぃが来てどう?)うれしい。なめあいっこしてるとこ」
■“猫らしさ”教えてもらうことも

おもちゃに手を出すようになった「プレジ」(左)
そんな家族を尻目に、「プレジ」はあくまでマイペース。やんちゃな「ちぃ」の勢いに押され、机の下に身を潜めます。
ただ最近は大きな変化が―。
小沢さん:
「『ちぃ』が来てからやっと(おもちゃに)手を出すようになった。『プレジ』はおもちゃで遊んでくれなかった。『ちぃ』を見て初めて『猫はこうやって遊ぶんだ』ってわかったみたい」
見向きもしなかったおもちゃに手を出す「プレジ」。これは、「ちぃ」から"猫らしさ"を教えてもらっているんでしょうか?

「ちぃ」(左)と「プレジ」
獣医師は―。
あおきじま動物病院・金谷俊平院長:
「活発な子が(家に)来て『なんだ、こんな遊びあるんだ』みたいな。で、ちょいちょいやってみたら『お、なんか本能くすぐられる』。野生の血が騒いでいるような感じはしましたけど(笑)、『ちょっと血が躍るな』みたいな」
獣医師の金谷俊平さん。長野市で「あおきじま動物病院」を開業しています。
一見ちぐはぐに見える組み合わせでも、猫は意外と馴染んでいくそうです。
金谷院長:
「(ちぃは)引き出してくれているんじゃないですかね、プレジの新たな側面を。プレジ自身もなんとなく楽しいんじゃないですかね」