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築150年超の古民家で「イタリアンレストラン」 地元食材を「薪火」で調理 高校時代の同級生3人が運営「地域を盛り上げたい」

自在堂・渡辺智雄さん

2人は2年前から引き継いだ畑で小麦などを栽培。そこで収穫した食材と渡辺さんが作るハチミツを生かすため「レストラン」の開業を決めました。

松村和順さん:
「育てたものをそのまま使うことができるし、ハチミツを料理に使うこともできる。いろんなパズルのピースが中心にレストランがあることによって、それがちゃんと組み合わせられるんじゃないかと」

■築150年超の「古民家」を改装

古民家を改装

どこで開業するか?

目をつけたのが「古民家」です。

数年前から空き家になっていた築150年を超える木造平屋建てを買い取り約1年をかけて改装しました。

徳田史岳シェフ

荒れ放題だった庭も、はりやすりガラスなどは面影を残しつつ、照明やカウンターは現代風に。

松村和順さん:
「新しい付加価値、魅力をつけ加えて、レストランとして新しい命が吹き込まれたような感じがあると思う」

そして、2人は東京でシェフをしていた徳田さんを誘いました。

徳田史岳さん:
「ゆくゆくはこっちの方でやってみたいという思いはあったので、あまりちゅうちょはなかった」

■地元産の食材にこだわる

野菜や魚も周辺の生産者から直接仕入れている

3人が集まりスタートした「自在堂」。「薪火を囲んで千曲川の恵みを分かち合う」が店のコンセプトです。

千曲川流域の食材にこだわり、ポルケッタの豚肉は八千穂産。

ポルケッタと並ぶ人気メニュー「地鶏の串焼き」は上田市の地鶏「真田丸」を使っています。

松村和順さん:
「この辺ってすごく優れた生産者の方がたくさんいて、特に野菜なんかは毎日持ってきていただいたり」

野菜や魚も周辺の生産者から直接仕入れています。

■店は早くも好評

店の雰囲気も好評

オープンから2カ月、口コミで評判が広がり、今では1日約50人が訪れる人気店になりました。

佐久穂町から:
「ポークが炭火焼きみたいな感じで香ばしくて特においしかった」

佐久市から:
「サラダもボリュームがあって新鮮だった。鶏肉がすごく歯ごたえがもちもちしておいしかった」

店の雰囲気も好評です。

佐久市から:
「古民家(の店)多いけど、割と増えてきているけどこれだけ照明とか凝ってる店あまりないかなって」

地元・佐久穂町の住民はー

佐久穂町から:
「いま少子化で古民家もだんだん取り壊されていってしまうのが多いじゃないですか。こういう感じで活用できればいいと思う。皆さんご利用していただいて、活気ができて、またどんどん佐久穂町が繁栄していけばいいかなって」

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