長野地方気象台によりますと、長野県北部と中部では11日昼過ぎにかけて、南部では11日夕方にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要です。
前線が華中から西日本、東日本を通って、日本のはるか東へのびていて、この前線は、11日夜にかけて本州の南岸へ南下する見込みだということです。
長野県では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、11日昼前にかけて大気の状態が不安定となる見込みです。南部や県の西側の地域を中心に11日夕方にかけて大雨となる所があるでしょう。
■雨の実況
・降り始め(9日午後3時)から11日午前5時までの降水量(アメダスによる速報値)
王滝村御嶽山 198.5ミリ
宮田高原 167.0ミリ
阿智村浪合 162.0ミリ
南木曽 150.0ミリ
大桑村須原 135.5ミリ
■雨の予想

天気メッシュ
長野県では、11日昼前にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるということです。
・11日に予想される1時間降水量(多い所で)
北部 30ミリ
中部 30ミリ
南部 40ミリ
・11日午前6時から予想される24時間降水量(多い所で)
北部 50ミリ
中部 60ミリ
南部 80ミリ
気象台は、北部と中部では11日昼過ぎにかけて、南部では11日夕方にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。また、11日
昼前にかけて落雷、突風にも注意してほしいとしています。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。