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「夢がかなった」24歳と18歳の兄弟がそば処・戸隠に店オープン 兄「道半ばだが、切磋琢磨して成長したい」弟「地元・戸隠を盛り上げ、恩返ししたい」

ざるそば(6ぼっち)1000円(長野市戸隠・中屋 りけい)

長野吉田高校戸隠分校そば部OBの18歳が24歳の兄と一緒にこの春、新たな「そば店」をオープンさせました。2人で店を持つという夢をかなえた兄弟。そば処・戸隠で奮闘しています。

「中屋 りけい」(長野市戸隠)

一口サイズに束ねたそばをざるに、長野市戸隠の伝統「ぼっち盛り」です。

客(東京):
「食感がしっかりしていて、おいしかった」

長野市戸隠。「戸隠そば」は「日本三大そば」にも数えられ、人気店がひしめいています。

そのそば処に2025年4月、新たな店がオープンしました。「中屋 りけい」です。

兄・中沢拓海さん(左)と弟・中沢奏太さん

そば打ち店を営むのは戸隠出身、24歳の中沢拓海さんと弟で18歳の奏太さんです。

中屋 りけい 兄・中沢拓海さん:
「そばをすすったときにそばの香りも一緒に鼻から入ってくるような、あらびきが多めなのでかんだ時に甘みがしっかり出るようなそばを作っている」

中屋 りけい 弟・中沢奏太さん:
「客においしいと思ってもらえるそば打ちを目指していたので、自分が打ったそばを出しておいしいと言ってくれてうれしいし達成感がある」

地元で5年間修業してきた兄、高校を卒業したばかりの弟。兄弟で店を持つことは2人の夢でした。

「全国高校生そば打ち大会」で優勝(提供:日本そば文化学院)

長野吉田高校戸隠分校に通い、そば部に所属していた弟の奏太さん。入部のきっかけは。

弟・奏太さん:
「どうしてそば部に入ったかは兄の職場に行き、そば打ちを見たときに、かっこいいな、自分も打ちたいと思ったから」

すでにそば職人として働いていた兄・拓海さん。奏太さんは拓海さんの背中を負い、部活でそば打ちに励みました。

そして2024年、高校3年の時には高校生がそば打ちの技術を競う大会で全国優勝も果たしました。


弟・奏太さん(手前)と兄・拓海さん

奏太さんの卒業をきっかけに拓海さんは独立を決意。一緒に地元・戸隠で店を開くことにしました。

兄・拓海さん:
「高校に入り部活を決めるとき、(奏太さんが)『俺もそば打ちたい、お兄ちゃんとそば打ちたい』と言ってくれたのがうれしくて」

弟・奏太さん:
「そば部に入部して、こうしてそば屋として働くことにつながったのは夢がかなったような感じでうれしい」

兄から見た弟の存在は?

兄・拓海さん:
「(弟は)即戦力に尽きる。弟がいることで一緒にそば打ちをやったり、調理したりできるので、なかなか本人には言えないが頼れる弟だな」

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長野放送ニュース

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