
中華屋さんの鶏チリ弁当 464円 (綿半スーパーセンター権堂店)
食品やエネルギー価格の高騰が続く中、「自宅で作るよりも安い」とスーパーでは「総菜」の人気が高まっています。また、米の価格高騰を受け、最近は「弁当」の売り上げも伸びているということです。店側も安く提供するなどの工夫で客の需要を取り込もうとしています。
■「総菜」の売れ行きが好調

綿半スーパーセンター権堂店(5月12日)
香ばしい唐揚げに、肉厚のアジフライ。種類豊富な総菜が並びます。
長野市の綿半スーパーセンター権堂店です。
客が次々と訪れます。
客:
「天ぷらとメンチをいつも(買う)。お値段も安くていいと思う」

アジフライ
権堂店では「揚げ物」を中心に総菜類の売れ行きが好調。
4月の売上は2024年の同じ月に比べて17%増えました。
「綿半」全体でも右肩上がりだということです。
■背景に食品やエネルギー価格の高騰

総菜売り場(綿半スーパーセンター権堂店)
背景にあるのは「物価高」です。高止まりが続くコメ、食用油や小麦なども値上がりが続いています。
さらに、電気やガスなど光熱費も高騰しています。
綿半スーパーセンター権堂店・権田涼さん:
「油ですとか、粉系の値段もずっと上がり続けてますし、手軽に店で買って家で食べられる総菜が今、人気なのかなと」

総菜の売上高の伸び率・前年比(スーパーマーケット白書/全国スーパーマーケット協会)
全国スーパーマーケット協会が行う調査でも2021年から2024年までの4年間、総菜部門の売上高は右肩上がりで推移。
「エネルギーの高騰、油や調味料の値上げにより、揚げ物を筆頭に家庭での調理を避ける傾向が続く」としています。
■米の価格高騰で「弁当」も好調

調理場(綿半スーパーセンター権藤店)
「綿半」は専属のシェフが考案したメニューを店内の厨房で仕込みから行うなど味にこだわる一方、仕入れの効率化などでコストを抑え、できるだけ安く提供しています。
とまらない!無限∞唐揚げ100g209円(税別)
中華屋さんの鶏チリ弁当464円

中華屋さんの鶏チリ弁当(464円)
米の価格高騰を受け、最近は「弁当」の売り上げも伸びているということです。
綿半スーパーセンター権堂店・権田涼さん:
「今は特にお米が高いので、お弁当で済まそうって方が多いのかなと。安いお弁当系から優先的に売れていくように感じていて、お客さまが気にしているのかなって」
客:
「(総菜の方が経済的?)いいですね、その方が。残るほどは買わないし。ロスのことを考えると、できたものの方が経済的だと思います」