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「山あり谷あり」25年間に渡る母国・タンザニアの孤児たちの支援 ここ2年は円安や物価高騰で運営資金は急増…資金集めに苦労 亡き母の意志を受け継ぎ「活動に終わりはない」

■円安や物価高騰…資金集めに苦労 

2025年、保育園もスタート(提供:SWACCO)

フィデアさんたちの活動は少しずつ形となっています。ただ、タンザニアの経済は厳しく「孤児」は減りません。

さらに、円安や物価の高騰で運営資金はここ2年で急増。今は毎月50万円を送らなければならず、資金集めは苦労が続いています。

フィデアさん:
「まだ足りないですね。今、世の中、経済的にもすごく大変だし。25年間、助けられない亡くなった子どもたちもいるし、つらかった(涙)」

■亡き母の意志を受け継ぎ

母・レジーナさん

そんな中、提案したのが活動25年を記念したイベントの開催でした。夫・一成さんや仲間たちと話し合いを重ねました。

フィデアさん:
「感謝の気持ち。今までできたものを見せてもらって、これからもよろしくお願いしますって言いたい」

夫・一成さん:
「国内での資金集めもひところより少なくなってるので、ますます現地の人に頑張ってもらわなければと思うんだけど、なかなか手立てがないのが現実」

実は2024年、現地で孤児を支援してきた母・レジーナさんが亡くなりました。

フィデアさん:
「母、亡くなってから、もっと責任感、強く感じる。私しかいないと思ってるから」

母の遺志を受け継ぎ、改めて奮起する機会に、そんな思いもありました。

■「活動に終わりはない」

20年近くアルミ缶収集などで資金を集めてくれた三水小に感謝状

5月6日―。

フィデアさん:
「雨、晴れて~、晴れてほしい~」

4月から始まったイベントのメイン、「コンサート」の日です。

バルカ・ハラン・ルヴァンダ駐日大使も招待しました。

フィデアさん:
「今までずっと支えてくれて、厳しい中でサポートしてくれたこと心から感謝しています」

まずは支えてくれた職場・サンクゼールと、20年近くアルミ缶収集などで資金を集めてくれた地元の小学校に感謝状を贈りました。

♪「Believe」

そしてー

♪「Believe」:
「たとえば君が傷ついて、くじけそうになった時は~」

三水小とリモートでつないだタンザニアの子どもたちが一緒に合唱。

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