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“野球離れ”が進む中…「部活動の地域移行」も見据え 元広島カープの木村一喜さんが中学生チームの総監督に 野球の楽しさと厳しさを指導「1人でも多く甲子園を目指して」

■引退後、諏訪市の居酒屋の店主に

居酒屋「五ヱ門(ごえもん)」の店主として働き始めた木村さん

引退後はBCリーグのコーチなどを務めましたが、2018年、諏訪市で第二の人生をスタートさせます。

居酒屋「五ヱ門(ごえもん)」の店主として働き始めたのです。

店を営んでいた伯母が2017年に他界。木村さんが引退後2年ほど店を手伝っていたこともあり、諏訪市に移り住んで店を引き継ぐことを決めました。

木村一喜さん(当時):
「(伯母の料理を)食べたいというお客さんが多かったですし、この味は僕も好きだったので、地元の人たちにずっと食べてもらいたいという気持ちがありました」

■「野球塾」開き選手の育成にも注力

神奈川県で「野球塾」を開き中学生以下を指導(2022年)

プロ野球選手から居酒屋の店主へー第二の人生を歩み始めた木村さんですが、野球から離れたわけではありません。

木村一喜さん(2022年):
「軸足がグッと入ってこないと押せないじゃん、だから(バットを)当てるだけになってしまう」

週に1度ほど、神奈川県で「野球塾」を開き中学生以下を指導。次世代の選手の育成にも力を入れてきました。

■野球チームから総監督への打診

指導する木村さん

そんな木村さんに目をつけたのが諏訪地域で野球大会を運営している「諏訪市少年野球会」です。2025年1月に発足した「オール諏訪」の総監督になってほしいと打診したのです。

オール諏訪 総監督・木村一喜さん:
「子どもたちが頑張っている姿というのは、僕も勇気をもらえますし、すごく励みになるので。いろいろ経験してきた中で少しでもいいアドバイスを入れられるのであればいいかなと」

チームは主に土・日に活動。これまでの経験から木村さんは技術はもちろん、野球の楽しさや厳しさも学んでほしいと考えています。

木村さん:
「ワンバウンドも中途半端だと捕りづらい、中継が。前に行きショートバウンドで捕るのか、勢いでホームベースに投げるのか自分で判断しないといけない」

オール諏訪・星野輝流キャプテン

オール諏訪・星野輝流キャプテン:
「さすが元プロ野球選手という感じで(教え方は)とてもうまいです」

オール諏訪・菊池歩矢さん:
「(木村さんが)まさかオール諏訪に総監督で入ってくれるとは、うれしかったです」

オール諏訪総監督・木村一樹さん:
「こういう環境ができているというのに、まず子どもたちには感謝してもらいたいし、技術もそうですけど、やっぱり気持ちの方で負けてもらいたくないので、その辺をうまく伝えられたらと」

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