
島徳太郎選手
2026年の冬季オリンピックで追加競技に採用されている、山岳スキー・通称スキーモです。4月19日~20日、志賀高原で日本選手権が行われました。オリンピックの最終選考レースが2025年末に控える中、長野県勢が活躍しました。
スキーで雪山を登り、今度は板を背負って走って登ります。下りはスキーで滑走!
山岳スキー、通称「スキーモ」です。「スキー」と「登山」を組み合わせたスポーツで、アルプスの国境警備隊の訓練がルーツといわれています。
ヨーロッパで人気があり、2026年のミラノコルティナオリンピックの追加競技に採用されました。
20日、志賀高原で行われた日本選手権。各選手が今の力を試す場で、県勢も活躍しました。
オリンピック種目でもある「スプリント」は、全長およそ550m、標高差およそ70mのコースです。
最初はスキー板で登ります。
男子で飛び出したのは、木島平村を拠点に活動する島徳太郎選手(25)です。
次に板を外して駆け登ります。
島徳太郎選手:
「ブーツゾーンの走りは、僕はすごく得意としていて」
走りのセクションで加速します。
最後はスキー板で滑走。
島選手は後続を寄せ付けず、見事4連覇を果たしました。
島徳太郎選手:
「世界を僕は目指しているので、日本で勝つことは当たり前とは思っているので、喜びつつも、やるべきことはしっかりこなせた」
女子は、上田絢加選手が優勝。地元・山ノ内町出身の臼井夏海選手が4位に入りました。
オリンピックで実施されるのは、スプリントと混合リレー。出場するには、まず、混合リレーで世界ランク12位以内に入る必要がありますが、日本は現在15位。残す選考レース・12月のワールドカップ第1戦で上位進出が求められます。
島徳太郎選手:
「厳しい結果とはなっていますけど、何があるのか分からないのがW杯なので、最後まで諦めず調整して臨もうと思います」