■医師「洗礼は避けて通れない」

子どもが小児科を受診
「保育園の洗礼」を避けることはできるのでしょうか?
長野県松本市の小児科には「保育園の洗礼」を受けた子どもたちが受診していました。
高島小児科医院 水野史医師:
「経過からいっても胃腸炎、感染性胃腸炎」
こちらの子どもは園内で流行しているという「感染性胃腸炎」と診断されました。

高島小児科医院 水野史医師
医師は「保育園の洗礼は避けて通れない」と話します。
高島小児科医院 水野史医師:
「細菌やウイルスも、今までよりもかなり多く入ってくることになります。いろんな病原体に接して、咳・鼻ですとか、体も弱いものですから、熱を出す回数も多いと思います。そういうことを繰り返して、体が丈夫になっていく。免疫、抵抗を作ってくっていうことになりますね。どうしても避けて通れないところですよね」
入園後3カ月ほどは毎週のように発熱し、その後も季節性の感染症などで、1年ほどは頻繁に体調を崩す子どもも多いということです。
■「復帰して1週目にコロナに…」

八十二銀行松本営業部 永田唯奈さん
避けて通れない保育園の洗礼。子どもの体調不良で急に仕事を休まざるを得ない現状を、職場も理解する必要があります。
八十二銀行松本営業部の永田唯奈さん(31)。2022年3月に双子の男の子を出産し、2024年4月に復職しました。
しかし、「保育園の洗礼」が。
八十二銀行松本営業部 永田唯奈さん:
「本当に、復帰してまず1週目で(子どもが)コロナにかかって1週間お休みをして、その次また1週間インフルエンザにかかってお休みするなどして、実体験として本当に大変だったなというような思いはあります」
共働きだった永田さん。夫は当初、単身赴任をしていたため1人で子育てしていて、頻繁に会社を休む必要がありました。
八十二銀行松本営業部 永田唯奈さん:
「(同僚などに)本当に申し訳なくて、『すみません』って話をしていたんですけど、ある時、職場の部長から『すみません』なんて言ってたら今の時代逆に良くないから、当然ですという顔で休んでればいいんだからと」