
編み物でチューリップに挑戦(提供:松沢さん)
今、若い世代で「編み物」がブームとなっています。長野市の手芸専門店では毛糸の売り上げが例年の1.7倍に伸びているそうです。その理由や魅力を取材しました。
■小6男児も参加!編み物教室

編み物教室(3月8日、長野市・クラフトハートトーカイ 川中島店)
長野市の手芸専門店で月に2回ほど開催している編み物教室。
この日は5人が参加しました。
参加者(60代):
「話しながら一緒に編めるので楽しいです」
参加者(40代):
「形になるっていうのと、普段使いしているものがすべて作って使えることが魅力」

小学6年生・木村斗真さん
参加者の中には小学6年生の男の子の姿も。長野市の木村斗真さんです。
10年ほど前に始まった教室で、小学生の男の子が参加するのは初めてだということです。
小学6年生・木村斗真さん:
「編んでいるところが楽しい」

木村さんが編んだ先生に贈る花(提供:木村さん)
斗真さんは2年生の時、学校の先生の影響で「編み物」を始め、すぐに夢中に。
祖母から教わったり、本や動画を見たりして編み方を覚えてきました。
制作中の「毛糸で作った花」は、小学校の卒業記念にお世話になった先生に贈るということです。

完成した「ひまわり」(提供:木村さん)
この日は立体感のある「ひまわり」を作ろうと初めて教室に参加しました。
小学6年生・木村斗真さん:
「(作品ができたとき、どんな気持ち?)うれしい気持ち。(これからも)いろいろな花束を作ってみたい」
後日、完成した「ひまわり」の写真を送ってもらいました。
■若い世代でブーム

若い世代が次々と
小学生も夢中になる「編み物」。実は今、若い世代でブームとなっています。
手芸専門店の売り場を取材すると、若い世代が次々と訪れていました。
客(20代):
「おいっ子がいて、何か編もうかなと思って。すぐ始められる、職場に持っていって休憩中にやったりとか、どこでも始められるのがいい。友達にやりたい、教えてという人もいて、編み物会として友達の家でやったりする」
■売り上げ1.7倍!なぜブームに?

クラフトハートトーカイ川中島店・小山裕美店長
なぜ若者の間で人気となっているのでしょうか?
クラフトハートトーカイ川中島店・小山裕美さん:
「韓国の人気グループの日本人の方が、SNSを上げてからすごく人気になったようです」
韓国の人気アイドルグループの日本人メンバー「SAKURA」さんが自作の編み物をSNSに数多く投稿。話題となったのです。
2025年1月ごろから徐々に若者が増え始めたそうです。
クラフトハートトーカイ川中島店・小山裕美店長:
「(編み物商品の)売り上げは(例年の)1.7倍くらい上がっています」