
五竜岳から延びる遠見尾根(手前)
北アルプス遠見尾根にある大遠見山で8日、スイス国籍の大学生がバックカントリー中に動けなくなり、ヘリで救助されました。
救助されたのは、スイス国籍の大学生の男性(24)です。
警察によりますと8日午後4時ごろ、大遠見山北方の斜面(標高約1870m)で1人でバックカントリースキーをしていましたが、積雪で動けなくなりました。
本人から「雪に埋まって動けなくなった」と110番通報し、ドイツ語の救助要請がありました。警察のセンターに配置された通訳を通じて状況や場所を確認し、午後6時前、県警ヘリで救助しました。
男性は雪の中から自力ではい出し、けがはありませんでした。
大遠見山は五竜岳に向かう遠見尾根の途中にあり、スキー場のゴンドラリフトが利用できることからバックカントリースキーなどで人気ですが、周辺ではこれまでも雪崩事故などが起きています。