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思い出の校舎に感謝 子どもたちの作品を校内に展示「さかえアートフェスタ」 児童数の減少を受け2025年度から小中一貫校に 夏から改修工事

さかえアートフェスタ(栄小学校 長野県栄村)

長野県栄村の栄小学校は、2025年度から小中一貫校となるため、今年の夏から改修工事が行われます。思い出の校舎に感謝の気持ちを伝えようと、26日から児童たちの作品を校内に展示し住民向けに開放しています。

栄村の栄小学校。普段は静かな放課後の校舎ですが、2月26日は親子連れなどの姿がありました。

カラフルな光を放つ灯ろうに、蛍光ペンで描いたアート。段ボールで作った顔出しパネルも。いずれも児童の作品です。

作品を見た人:
「すてきな作品がいっぱいで、おもしろいですね」

26日から始まった「さかえアートフェスタ」。校舎内に全校児童48人の作品を展示し、28日までの3日間、放課後の1時間を住民向けに開放します。

児童数の減少を受け、学校は2025年度から小中一貫校になることが決まっています。今年夏からは校舎の改修工事も始まる予定で、児童たちは4月から中学校の校舎で学校生活を送ることになります。

栄村立栄小学校・神田由美子教頭:
「今使っている校舎とはいったんお別れとなります。(展示は)校舎への感謝という願いが込められています」

作品は、児童たちがこの1年間の図工の時間に作りました。暗くなった放課後の校舎を生かそうと、ライトや蛍光ペンなどを使った作品が多く展示されています。

蛍光ペンで絵を描く・3年生の児童:
「みんなに見てもらえてうれしい気持ち」

こちらは5年生の女子児童が作った灯ろう。栄村の風景を思い浮かべて作ったそうです。

灯ろうを作製・5年生の児童:
「雪が多いから、雪だるま。桜も校庭とか咲き乱れているから、桜を表現」

雪だるまは和紙を切り抜いてデザインー。

灯ろうを作製・5年生の児童:
「1年生からずっと使っていろんなこと学んできたから、自分が学んできた場所がなくなっちゃうのが、ちょっとだけ寂しい」

保護者:
「すごくきれいで、いいなと思いました。(改修は)残念かなと思うんですけど、新しく生まれ変わった校舎で、子どもたちが楽しく過ごしていければいいかなと期待している」

栄村立栄小学校・神田由美子教頭:
「子どもたちの作品を見ながら、子どもたちが学校の中で楽しく学んでいることを知っていただいたり、この村で生活していることに誇りをもって、子どもたちがいつまでも栄村を好きで大事にする気持ちを一緒に感じていけたらいいな」

さかえアートフェスタは2月28日まで開催されています。

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長野放送ニュース

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