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「涙しちゃった」別れ惜しむスタッフ、客 「松本パルコ」感謝の思いを胸に40年の歴史に幕

閉店前に、思い出のあるパルコで買い物を楽しむ家族

特集は松本パルコ、最後の週末です。2月28日の閉店が目前に迫り、3連休は多くの人で賑わいました。別れを惜しむ客、そしてスタッフ。感謝の思いを胸に、40年の歴史に幕が下ろされます。

■最後の週末

最後の土曜日は続々と客が詰めかけた

2月22日午前10時、松本パルコが開店しました。店が迎える最後の土曜日。続々と客が詰めかけました。

いつも以上のにぎわいにー

来店客:
「最後の週末なので、合間を縫ってきました」
「やっぱり見納めというか。しっかり目に焼き付けておきたいと思いましたので、家族できました」

■ファッションや文化の発信拠点

1984年オープンの松本パルコ

1984年にオープンした松本パルコ。最新のファッションや文化の発信拠点として、支持され、多くの客が訪れました。

しかし近年は、オンライン販売やショッピングモールの出店の影響に続きコロナ禍が追い打ちとなり、客が減少。2年前に閉店が発表されました。

■店長「憧れの場所だった」

トミー・ヒルフィガー 松本パルコ店・伊藤季巳可店長:

トミー・ヒルフィガー 松本パルコ店・伊藤季巳可店長:
「もうびっくりしたのと、本当かなっていう疑いと、でも、だんだん日が経ってくると、あ、本当なんだっていうのが湧いて来て」

1階でメンズ・レディースファッションを扱う「トミー・ヒルフィガー」。

店長は伊藤季巳可さんです。茅野市出身で、パルコは学生時代からよく通った憧れの場所でした。

伊藤季巳可店長:
「学生の頃からファッションに興味があって、やっぱり好きなことを仕事にしたいって思っていたので」

念願叶って高校卒業後の2010年に就職。以来15年、店頭に立ってきました。

伊藤季巳可店長:
「憧れの場所で働けるっていうのが、もうそれだけで、もうワクワク。大変なこともありましたけど、でもその経験があって、今がある」

■22年ぶりに松本ぼんぼんに参加

松本ぼんぼんに参加した伊藤季巳可店長(右)2024年8月

2024年夏の松本ぼんぼんに22年ぶりに参加した「松本パルコ連」。地域に感謝を伝えようと、伊藤さんが「復活」を提案しました。

伊藤季巳可店長:
「(閉店まで)みんなで最後までがんばろうねっていうのと、皆さんにありがとうの気持ちで。楽しかったです!よかったです。みんなと踊れて」

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